アスプレニウムとは?
サンシャイン蘭展で買ったもの。
— ◤◢◤Taranto◢◤◢ (@taranto_mmm) January 13, 2019
タニワタリ系アスプレニウムの変化葉のやつ。 pic.twitter.com/nJBrTV7dZS
学名 | Asplenium(アスプレニウム) |
科名 | チャセンシダ科 |
属名 | チャセンシダ属 |
別名 | オオタニワタリ |
原産地 | 世界の熱帯~寒帯 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
草丈 | 5cm~100cm |
アスプレニウムは世界中に700種類以上あるシダ科の観葉植物です。熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝に付着し、寒冷地では岩の上や地上で生息しています。分布範囲が広いため、葉っぱのサイズや形がいろいろあります。別名のオオタニワタリとは、胞子が谷を渡って岩に発芽することから名付けられました。
アスプレニウムの花言葉
アスプレニウムの花言葉には、「あなたは私の喜び」「真実の慰み」「雄々しく」があります。花言葉の由来は、「あなたは私の喜び」はアスプレニウムを発見したときの喜びから、「雄々しく」は山に生えている姿から、「真実の慰み」は歩き疲れたけれど見つけたときに疲れが晴れることから、それぞれ付けられました。
アスプレニウムの育て方
ちょっと前に買ったこのアスプレニウムを植える物が無くて、何とかならないものかと思案中。🤔 pic.twitter.com/oKMRcTIhfK
— αqu-αf (@aquafox123) July 13, 2019
年間スケジュール
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
植え付け | ● | ● | ● | ● | ||||||||
植え替え | ● | ● | ● | ● | ||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
鑑賞 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
用土
用土は水はけがよく、保水性がある土で育てます。市販の土を使うなら水はけのよい観葉植物用の土を使いましょう。自分で作るなら小粒の赤玉土7、腐葉土3の割合の土を使います。ピートモスを混ぜても保水性が上がるのでおすすめです。
肥料
肥料の期間は4月~10月で、頻度は2~3ヶ月に1回与えましょう。緩効性化成肥料を置き肥します。液体肥料の場合は、10日に1回の頻度で与えます。
鉢
アスプレニウムは葉っぱが大きく育っていきます。倒れないように大きめの鉢で育てましょう。
植え付け
虫の被害が多いので、苗に虫が付いていないかしっかりと確認してから購入しましょう。植え付けは暖かい時期に行います。植え付け後に土の乾燥を防ぐため、表面に水ゴケを敷き詰めましょう。地植えではなく、植え付けは鉢植えのほうが室内で管理できるのでおすすめです。
植え替え
植え替えは5月中旬~8月に行います。地植えなら大丈夫ですが、鉢の場合は根詰まりして枯れる可能性があるので、2年に1回の頻度で行いましょう。まず、鉢から抜き、古い土を1/3~半分程度落とします。そして、一回り大きな鉢に水はけのよい用土を半分入れ、植え替えましょう。根詰まりしている場合は、下葉が茶色く変色するのですぐに植え替えます。
水やり
春から秋の期間の水やりは、乾いたらたっぷり行います。冬の期間は、水を吸収しなくなるので徐々に水やりの量を減らし、乾かし気味に管理します。地植えの場合は、乾燥に気を付けて水を与えましょう。アスプレニウムは多湿を好む植物ですので、霧吹きは一年中行い、多湿の状態にします。ただし、水やりしすぎても根腐れするので注意しましょう。
剪定方法
アスプレニウムは葉っぱが枯れても落ちない種類です。枯れた葉っぱや、折れた葉っぱは根元から剪定しましょう。剪定後は挿し木のように深めに植え直します。枯れた葉っぱは茶色く変色します。
- アスプレニウムは多湿を好みます。葉水を行い、乾燥させないように育てましょう。
アスプレニウムの管理のコツ
湿度・温度
湿度は多湿の状態で管理しましょう。5月~10月の温度は、15℃を下回ったら室内に移動します。冬の温度は、越冬するために必要な5℃以上で管理します。5℃を下回ると、枯れる可能性があるので特に注意しましょう。
置き場所
アスプレニウムは耐光性が無いので、夏の直射日光を浴びると葉っぱが茶色く日焼けし、弱って枯れる可能性があります。室内、屋外どちらも遮光できる準備をしましょう。逆に、日照不足だと葉っぱが黄色く変色します。
室内の置き場所
室内の場合は、夏はカーテン越しの日差しか、数時間だけ日が当たる場所で育てましょう。冬は日差しが柔らかいので、ガラス越しでも大丈夫です。冷暖房の風が当たると乾燥するので、当たらない場所に置きましょう。
屋外の置き場所
屋外の場合は、明るい日陰に置きます。日陰がない場合は、人工的に日陰を作るため、園芸用の遮光ネットを使って遮光を調整できるようにしましょう。
- 越冬するため5℃以上を保ち、半日陰の場所で育てましょう。
次のページでは、アスプレニウムの増やし方、かかりやすい病害虫をご紹介します。