アスプレニウムの育て方!室内での管理のコツや剪定方法などを紹介!

アスプレニウムの育て方!室内での管理のコツや剪定方法などを紹介!

アスプレニウムは世界中に分布しており、豊富な種類があるシダ科の観葉植物です。そんなアスプレニウムについて、今回は育て方から、剪定方法、増やし方、室内での管理のコツ、病害虫の対策まで、枯れないで上手に育てるコツについて紹介します。

記事の目次

  1. 1.アスプレニウムとは?
  2. 2.アスプレニウムの育て方
  3. 3.アスプレニウムの管理のコツ
  4. 4.アスプレニウムの増やし方
  5. 5.アスプレニウムのかかりやすい病害虫
  6. 6.まとめ

アスプレニウムとは?

学名 Asplenium(アスプレニウム)
科名 チャセンシダ科
属名 チャセンシダ属
別名 オオタニワタリ
原産地 世界の熱帯~寒帯
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
草丈 5cm~100cm

アスプレニウムは世界中に700種類以上あるシダ科の観葉植物です。熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝に付着し、寒冷地では岩の上や地上で生息しています。分布範囲が広いため、葉っぱのサイズや形がいろいろあります。別名のオオタニワタリとは、胞子が谷を渡って岩に発芽することから名付けられました。

アスプレニウムの花言葉

Photo byKanenori

アスプレニウムの花言葉には、「あなたは私の喜び」「真実の慰み」「雄々しく」があります。花言葉の由来は、「あなたは私の喜び」はアスプレニウムを発見したときの喜びから、「雄々しく」は山に生えている姿から、「真実の慰み」は歩き疲れたけれど見つけたときに疲れが晴れることから、それぞれ付けられました。

アスプレニウムの育て方


年間スケジュール

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け                
植え替え                
肥料          
鑑賞

用土

用土は水はけがよく、保水性がある土で育てます。市販の土を使うなら水はけのよい観葉植物用の土を使いましょう。自分で作るなら小粒の赤玉土7、腐葉土3の割合の土を使います。ピートモスを混ぜても保水性が上がるのでおすすめです。

肥料

肥料の期間は4月~10月で、頻度は2~3ヶ月に1回与えましょう。緩効性化成肥料を置き肥します。液体肥料の場合は、10日に1回の頻度で与えます。

Photo byHeungSoon

アスプレニウムは葉っぱが大きく育っていきます。倒れないように大きめの鉢で育てましょう。

植え付け

虫の被害が多いので、苗に虫が付いていないかしっかりと確認してから購入しましょう。植え付けは暖かい時期に行います。植え付け後に土の乾燥を防ぐため、表面に水ゴケを敷き詰めましょう。地植えではなく、植え付けは鉢植えのほうが室内で管理できるのでおすすめです。

植え替え

植え替えは5月中旬~8月に行います。地植えなら大丈夫ですが、鉢の場合は根詰まりして枯れる可能性があるので、2年に1回の頻度で行いましょう。まず、鉢から抜き、古い土を1/3~半分程度落とします。そして、一回り大きな鉢に水はけのよい用土を半分入れ、植え替えましょう。根詰まりしている場合は、下葉が茶色く変色するのですぐに植え替えます。

水やり

Photo bystevepb

春から秋の期間の水やりは、乾いたらたっぷり行います。冬の期間は、水を吸収しなくなるので徐々に水やりの量を減らし、乾かし気味に管理します。地植えの場合は、乾燥に気を付けて水を与えましょう。アスプレニウムは多湿を好む植物ですので、霧吹きは一年中行い、多湿の状態にします。ただし、水やりしすぎても根腐れするので注意しましょう。

剪定方法

アスプレニウムは葉っぱが枯れても落ちない種類です。枯れた葉っぱや、折れた葉っぱは根元から剪定しましょう。剪定後は挿し木のように深めに植え直します。枯れた葉っぱは茶色く変色します。

  • アスプレニウムは多湿を好みます。葉水を行い、乾燥させないように育てましょう。

アスプレニウムの管理のコツ

湿度・温度

Photo byjplenio

湿度は多湿の状態で管理しましょう。5月~10月の温度は、15℃を下回ったら室内に移動します。冬の温度は、越冬するために必要な5℃以上で管理します。5℃を下回ると、枯れる可能性があるので特に注意しましょう。

置き場所

Photo by Atsushi Tadokoro

アスプレニウムは耐光性が無いので、夏の直射日光を浴びると葉っぱが茶色く日焼けし、弱って枯れる可能性があります。室内、屋外どちらも遮光できる準備をしましょう。逆に、日照不足だと葉っぱが黄色く変色します。

室内の置き場所

室内の場合は、夏はカーテン越しの日差しか、数時間だけ日が当たる場所で育てましょう。冬は日差しが柔らかいので、ガラス越しでも大丈夫です。冷暖房の風が当たると乾燥するので、当たらない場所に置きましょう。

屋外の置き場所

屋外の場合は、明るい日陰に置きます。日陰がない場合は、人工的に日陰を作るため、園芸用の遮光ネットを使って遮光を調整できるようにしましょう。

  • 越冬するため5℃以上を保ち、半日陰の場所で育てましょう。

次のページでは、アスプレニウムの増やし方、かかりやすい病害虫をご紹介します。

次のページ

アスプレニウムの増やし方

関連記事

Article Ranking