パイナップルリリーとは?特徴・種類や増やし方など育て方を解説!

パイナップルリリーとは?特徴・種類や増やし方など育て方を解説!

パイナップルリリーは見た目がかわいいことでも人気があるのですが、育て方や種類・特徴について調べる人が多いです。観葉植物を育て方や増やし方はどのように行うのかパイナップルのような見た目でもあるパイナップルリリーについて解説していきます。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.パイナップルリリーとは
  3. 3.パイナップルリリーの特徴
  4. 4.パイナップルリリーの時期・1年の流れ
  5. 5.パイナップルリリーの育て方
  6. 6.パイナップルリリーの増やし方
  7. 7.パイナップルリリーの害虫対策
  8. 8.まとめ

はじめに

出典:写真AC

みなさんはパイナップルリリーという植物をご存知ですか?パイナップルリリーはツリーと聞こえる人もいますが「リリー」が正解で、観葉植物でも現在人気になっている植物です。かわいい見た目や初心者でも育てやすいという点が魅力的な植物といえます。人気があることから自宅で育てる方も増えているので、パイナップルリリーの増え方や育て方を含めてご紹介していきます。

パイナップルリリーとは

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パイナップルリリーの植物学名は「ユーコミス」です。ユーコミスの蕾が果物のパイナップルのように見えることからパイナップルリリーという別名がつけられて多くの人に愛されています。ユーコミスは植物の中でもヒヤシンスの仲間になります。南アフリカなどの湿地帯で自生している植物で、現在は見た目がかわいいことから日本でも観葉植物として育てられています。

ボタニ子

ボタニ子

パイナップルリリーは知らない人からすれば「ツリー」と聞き間違えをしやすいですが、リリーが正解です。

人気急上昇中の球根植物

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パイナップルリリーは日本では観葉植物として育てられており、蕾や花の形が他の花と比べると特徴的であることから近年では人気急上昇中の球根植物です。ユーコミスは球根植物であることから植え替えも行いやすく、比較的育てやすい点でも人気です。注目を集めていることから今では園芸店やホームセンターでも販売されています。

パイナップルリリーの種類

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パイナップルリリーはかわいくて人気があるもの以外にもいろいろな種類があります。もちろん種類が違えば見た目や色も異なり、パイナップルリリーの多種多様な姿をみることができます。次はどのような種類があるのか簡単にご紹介しますので参考にしてください。

最も有名なアウツムナリス

パイナップルリリーの種類で最も有名な種類がアウツムナリスです。アウツムナリスは白や黄色の花を咲かせるのが特徴的でもあり、人気であることから園芸店でも販売されて知名度を伸ばしています。育てやすいだけでなくきれいでかわいい花を咲かせることから多くの人に愛されています。

鮮やかな色が特徴的なコモーサ

色鮮やかな花を咲かせる種類ではコモーサが挙げられます。コモーサはアウツムナリスとは違って紫色の花を咲かせる種類で、コモーサを置いておくだけで周りを華やかにしてくれます。もちろんパイナップルのような見た目の植物でもあるのですが、紫色の美しさがヒヤシンスの仲間であるということを再確認させてくれます。

小柄な様子がかわいいバンデルメルウェイ

小柄な種類で人気があるのがバンデルメルウェイです。アウツムナリスやコモーサと比べるとまだまだ知られていない種類でもありますが、バンデルメルウェイは蕾の部分が小さいことでも有名です。アウツムナリスなどは背丈がおよそ60cm程度に育ちますが、バンデルメルウェイは10cm程度にしか育ちません。小柄であることから部屋の観葉植物にもおすすめです。

パイナップルリリーの特徴

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パイナップルリリーの種類についてご紹介しましたが、次はパイナップルリリーの特徴についてご紹介していきます。パイナップルリリーは他の植物とは違う特徴があり、人気が高いです。どのような特徴があるのか気になる人は参考にしてください。

特徴①パイナップルのような見た目

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パイナップルリリーの最も大きな特徴としてパイナップルのような見た目は外せません。ユーコミスにパイナップルリリーという愛称がついた由来にもなりますが、蕾の段階ではパイナップルにうり二つです。花が咲いた際には星型の花がたくさん咲き乱れますが、蕾の姿でもかわいくて人気があり、花が咲いてもきれいな姿をみせてくれるため見ごたえがあるという理由で観葉植物として育てる人がたくさんいます。

特徴②初心者でも育てやすい丈夫さ

他にもパイナップルリリーは初心者でも育てやすいという特徴も有名です。実際にパイナップルリリーの育て方・コツについては後ほどでもご紹介していきますが、ややズボラな人でもしっかりと元気に育ってくれます。もちろん水やりを行う必要がありますが、手入れを行う回数が少なくても元気に育つため初めて植物を育てる方にもおすすめです。

パイナップルリリーの時期・1年の流れ

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植物には育つための一定のリズムが存在し、開花時期や植え付け時期、休眠時期などを把握しておくと上手に育ちます。さらに植物が育つ流れを把握していると育つ楽しみも味わうことができます。どのような流れで育っていくのかご紹介しますので参考にしてください。

植え付け時期

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植物によって植え付け時期というものは存在するのですが、パイナップルリリーは春になります。さらに具体的にいうとパイナップルリリーは3月から5月ごろが植え付け時期になります。パイナップルリリーは夏に花を咲かせる植物で、鉢植えや地植えで育てます。時期が早すぎたり遅すぎると成長しない場合があるのでパイナップルリリーを育てたい場合は春を意識してください。

開花時期

パイナップルリリーは夏に花を咲かせる植物となり、星型の花を咲かせるのが6月から8月の時期になります。美しい姿を見られるピークは7月から8月にかけてになります。花だけでなく蕾も特徴的で見ごたえがありますが、パイナップルのような蕾を見ることができるのは6月頃になります。

栽培管理時期

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植え替えや増やし方が難しい植物も多いのですが、パイナップルリリーは栽培管理時期さえ把握しておくと初心者でも簡単に増やすことができます。栽培管理時期といってもパイナップルリリーの場合は、分球のタイミングと花がら摘みのタイミングを把握しておけば大丈夫です。分球と花がら摘みのタイミングをご紹介していきます。

分球は2月後半から3月にかけて

分球を行う時期は2月後半から3月後半でもあるのですが、この時期にパイナップルリリーは植え替えも可能です。パイナップルリリーは球根植物なので、育つと最初に植えた球根から小さいな子供の球根が出てきます。この小さな球根と親の球根を分けることを分球といい、この冬から春に変わる時期に分球を行うと増えていきます。

花がら摘みは7月後半から8月にかけて

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栽培管理時期として花がら摘みの時期も把握しておくのがおすすめです。花がら摘みをする人は少ないのですが、花がら摘みとはすでに咲き終わっている花を摘んでいく作業になります。この花がら摘みを行うことによって新しい蕾にも栄養が行き届きやすいため、さらにきれいな花を咲かせるでしょう。パイナップルリリーの花がら摘みの目安は7月後半から8月にかけてがおすすめといえます。

花がら摘みを行なわない場合はやや見た目が残念になりやすい

花がら摘みの時期や必要性についてご紹介しましたが、花がら摘みは見た目にも大きく左右します。というのも、パイナップルリリーは花を咲かせた際に美しい姿を披露してくれるのですが、この花が咲き終わった後に放置してしまうと、咲き終わった花の部分にカビが生えやすくなります。このカビが生えた状態はやはり見た目があまり好ましくないので、花がら摘みは、新しい蕾ができやすいようにするだけでなく、見た目を美しくする意味もあります。

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パイナップルリリーの育て方

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