アスプレニウムの増やし方
アスプレニウムは挿し木では増やせないの。株分けか、胞子を使って増やすことができるわ。
挿し木で増やせないから、株分けか胞子でアスプレニウムを増やすんだね、早速やってみよう!
株分け
株分けの時期は5月中旬~8月です。アスプレニウムの株分けは子株を取り外して行います。まずパーライトと、バーミキュライトを等量に配合した用土や水ゴケを鉢に入れます。そこに、子株を植え付け、鉢を袋で覆います。明るい日陰で管理しておくと2~3か月で発根するので鉢上げをしましょう。
胞子
まず葉裏に付いてある胞子を、ブラシを使って取ります。次に、取った胞子を用土の上にまき、胞子が飛ばないよう霧吹きをして鉢を袋で覆いましょう。まいてから2週間ほどで芽が出ます。葉っぱがしっかりとしてきたら、親株と一緒に育てていきましょう。
アスプレニウムのかかりやすい病害虫
アスプレニウムは特に害虫被害に遭いやすいので、地植えで育てる場合は害虫が付いていないか注意して管理しましょう。
病気
アスプレニウムは炭疽病、軟腐病になる可能性があります。
炭疽病
炭疽病は、葉っぱに茶褐色の斑点が生じ、次第に斑点が大きく円形となって広がり、枯れていきます。炭疽病にかかった葉っぱを取り除き、農薬を散布して治します。根詰まりや根腐れで枯れる場合の葉っぱも茶色く変色するので、見間違えないように注意しましょう。
軟腐病
軟腐病は、高温多湿な状態が続いたり、土の水はけが悪くなったりする、梅雨の時期~秋口に発症しやすい病気です。カビが発生し、茎の傷口などから細菌に感染します。予防するために、風通しがよい場所と水はけのよい土で育てて、カビが発生しないようにしましょう。
害虫
アスプレニウムはナメクジ、カイガラムシ、ハダニによる被害の可能性があります。
ナメクジ
ナメクジの食害により、葉っぱは変形してしまいます。普段は発見しづらい鉢の裏側や、根の固まりに潜んでいます。発見したら取り除くか、誘引殺虫剤で誘き寄せて退治しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシの幼虫は殺虫剤で退治しましょう。成虫は殺虫剤が効かないことがあります。退治できない場合は歯ブラシでこすり落としましょう。
ハダニ
ハダニは水に弱い性質があり、水をかけるだけでハダニが付かなくなります。そのため、霧吹きを使って葉っぱに水をかけて予防しましょう。状態が悪い場合は殺虫剤を使います。
まとめ
ミクロソラム。アスプレニウム。ブレクナム。割と馴染みのある植物が全然馴染みのない感じで悠々と育つ国。
— ゆう (@KOKESHINOBULOG) April 1, 2018
冷涼な気候も相まって熱帯にはない日本的なシダがしかし多雨の環境そして一定の気温で何となく熱帯チックに適応している感じ。 pic.twitter.com/gmvwMfoYJD
アスプレニウムは多湿の状態にし、寒くなりすぎないよう管理しましょう。一年中葉っぱを楽しめ、冬でも彩りを与えてくれます。初心者でも育てやすい観葉植物なので、ぜひアスプレニウムを育ててみてくださいね。
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アスプレニウムを増やしてみたいけど、今までやったみたいに挿し木でできるかな?