ガジュマルの水耕栽培のすすめ!根腐れさせない栽培のコツは?

ガジュマルの水耕栽培のすすめ!根腐れさせない栽培のコツは?

ガジュマルは多幸の木とも呼ばれ縁起がよく、水耕栽培で室内のインテリアとして育てるのにピッタリです。土で栽培されたガジュマルを植え替えて、手軽にガジュマルの水耕栽培を楽しみましょう。あわせて、ガジュマルの増やし方や根腐れを防ぐコツも紹介します。

記事の目次

  1. 1.ガジュマルを水耕栽培しよう
  2. 2.ガジュマルの水耕栽培スケジュール
  3. 3.ガジュマル水耕栽培【ハイドロカルチャー】
  4. 4.ガジュマルの水耕栽培【水栽培】
  5. 5.ガジュマルの増やし方【水挿し】
  6. 6.ガジュマルの水耕栽培【根腐れさせないコツ】
  7. 7.ガジュマルの水耕栽培を上手に楽しもう

ガジュマルを水耕栽培しよう

出典:写真AC

水耕栽培とは

水耕栽培は、土を使わずに水や成長に必要な栄養分を溶かした液体を、根や種に浸して植物を育てる方法です。ガジュマルなど、観葉植物にはハイドロボールを使ったハイドロカルチャーや水のみを使用する水栽培などの育て方があります。

水耕栽培のメリット

出典:写真AC

水耕栽培は土を使用しないため虫がつきにくく、虫が嫌いな人には最適です。また、鉢を置いた場所が土で汚れず清潔感があります。水やりの回数が少なく、花瓶などさまざまな容器が使え、インテリアとして好きなテーマで容器が選びやすいのもメリットのひとつです。

ボタ爺

ボタ爺

水耕栽培で植物を育てると成長が穏やかになるので剪定の回数が減るぞ。

ボタニ子

ボタニ子

大きく育てずに室内に飾るのにピッタリですね。

ガジュマルの水耕栽培スケジュール

出典:写真AC

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
肥料
植え付け
植え替え
剪定

植え替えは夏が来る前に

ガジュマルは亜熱帯から熱帯に分布する植物です。根に負担がかかるガジュマルの植え付けや植え替えは、暖かい5~6月に行いましょう。夏前に植え替えて夏の生育期に根を安定させて、ガジュマルが苦手な冬を迎えるのが理想的です。

栽培環境

出典:写真AC

ガジュマルの水耕栽培は7℃以上、風通しがよくレースのカーテンを通した程度の日光があたる場所に置くのがおすすめです。ガジュマルは耐陰性のある強い木ですが、冬の時期に寒くなる場所や暗い場所に長く置くと、形が悪くなったり病気にかかったりする場合があります。

ボタニ子

ボタニ子

室内に飾るガジュマルは、暖かくて蛍光灯の光が当たる場所に置きましょう。

ボタ爺

ボタ爺

窓を開けておくと強風でなびくカーテンが原因で倒れてしまう場合があるぞ。

春~秋の時期

ガジュマルは日光を好みますが、直射日光をあびると葉焼けしやすくなります。特に夏の時期は、株を傷める原因になる冷房の乾燥した風を避けつつ、日光がじかにあたらない場所に置きましょう。また、高温多湿の場所に長時間放置すると、カビが生えたり虫がわいたりする場合があるため注意が必要です。

冬の時期

冬、ガジュマルの水耕栽培は冷たい風や空調の乾いた風が直接あたらない、明るく暖かい室内で管理します。冬の昼間の窓際は日光があたり気温が上がりますが、夜になると気温は急激に下がるため注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ガジュマルは寒さに弱く冬の時期は休眠期になります。

ガジュマル水耕栽培【ハイドロカルチャー】

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ガジュマルの水耕栽培の中でも多い栽培の仕方が、ハイドロカルチャーです。ハイドロカルチャーは粘土を高い温度で焼いて発砲させた石を土の代わりに使って水耕栽培する方法です。

準備するもの

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水耕栽培したい鉢植えのガジュマルを準備します。ガジュマルが大きすぎる場合は好きな大きさに剪定しておきましょう。使用するハイドロボールは事前に水洗いで汚れを落としてから乾燥させ、あらかじめ清潔な水を吸収させておきます。

ボタニ子

ボタニ子

ガジュマルは病気がなく元気な木を選びましょう。

必要なもの

  • 鉢植えのガジュマル
  • ハイドロボール
  • 底穴のない容器
  • 根腐れ防止剤
  • 水を張ったバケツ
  • 割りばし、ピンセット

土からの植え替え方

①容器を準備

あらかじめ用意した容器に、根腐れ防止剤を容器の底が隠れる程度まで入れます。その上にハイドロボールを容器の下から1/3程度の高さまで入れましょう。

②ガジュマルを準備

ガジュマルの気根の部分を持ち、植木鉢からガジュマルを優しく丁寧に引き抜きます。ガジュマルの根についた土を優しくほぐしながら完全に取り除きましょう。水を張ったバケツのような容器に根を入れて、ホースの先をシャワーにしてかけると根を傷めにくく取り除きやすくなります。

ボタニ子

ボタニ子

気根は茎や幹から空気中に生える根のことです。

ボタ爺

ボタ爺

気根には植物を支える、空気中の水分を取り込むなどの役割があるぞ。

➂ガジュマルを植える

①で用意した容器に、気根がほどよく見えるように向きや高さを調節しながらガジュマルを植えます。根が密集しないように注意しながら、すき間をつくらずハイドロボールを埋めましょう。割りばしやピンセットを使うと便利です。

ボタニ子

ボタニ子

軽く容器をゆするとすき間が埋まりやすくなりますよ。

④水を入れる

ガジュマルを植えたら根が1/3程度つかるくらいの水を与え、1週間ほど日光のあたらない場所に置いて根を休めます。室内では空調の風が直接あたらないように注意しましょう。

水やりの頻度

出典:写真AC

ハイドロボールで水耕栽培するガジュマルには、容器の水がすべてなくなって1~2日を過ぎた後、根が1/3程度つかるくらいの水を与えましょう。乾燥に弱いため、1日1回の頻度で葉水を与えると葉がいきいきします。

ボタニ子

ボタニ子

透明な容器で水耕栽培すると水の状態がわかりやすいですよ。

ボタ爺

ボタ爺

水位計を使うのもおすすめじゃ

肥料

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ハイドロボールで水耕栽培するガジュマルは、春~秋の間は水耕栽培専用の液体肥料を1カ月に2回程度の頻度で与えるとより元気に大きく育ちます。肥料は植え替えの約2週間後から与えはじめましょう。冬の時期には与える必要はありません。

ボタニ子

ボタニ子

水やり2回のうち1回程度の間隔で与えるのがおすすめです。

植え替え

出典:写真AC

ハイドロボールで水耕栽培するガジュマルは、1年に1回の頻度で5月~6月の間に植え替えます。使用した容器、ハイドロボールをきれいに洗い、新しく根腐れ防止剤を入れ替えて植えましょう。ハイドロボールがひどく汚れているときは、新しい物を入れるかハイドロボールを煮沸消毒して使います。

ボタニ子

ボタニ子

ガジュマルは鉢から出して根を丁寧に洗って、風通しのよい場所で少し乾かしてから植えましょう。

剪定

出典:写真AC

ハイドロボールで水耕栽培するガジュマルの樹形が悪くなってしまったら、清潔なハサミで好みの形に切り戻し剪定しましょう。ガジュマルの背を大きくしたい場合は、幹を切り詰めるのを避けます。剪定の時期はガジュマルの成長が早くてダメージが少ない5月~6月が最適です。

ボタニ子

ボタニ子

剪定後に切り口から白い樹液が出てきたら、拭き取らずに水で洗い流しましょう。

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ガジュマルの水耕栽培【水栽培】

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