コノテガシワとは?特徴や剪定の仕方など管理のコツを詳しく解説!

コノテガシワとは?特徴や剪定の仕方など管理のコツを詳しく解説!

コノテガシワは庭の植木や街でも見かけることの多い樹木です。コノテガシワは葉が特徴的で成長が早く、樹形を保つために剪定が必要になります。この記事では、コノテガシワの特徴や剪定の仕方など具体的な管理のコツについてまとめました。

記事の目次

  1. 1.コノテガシワとは
  2. 2.コノテガシワの特徴
  3. 3.コノテガシワの管理のコツ
  4. 4.まとめ

コノテガシワとは

コノテガシワとはヒノキ科に属する樹木です。公園や街で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。コノテガシワは樹形や葉色は、洋風の住宅や芝生にあうのでお庭のコニファーとしても人気があります。

コノテガシワの基本情報

科名/属名 ヒノキ科/コノテガシワ属
学名 Platycladus orientalis
分類 常緑針葉樹
形態 高木
樹高 1~15m

コノテガシワは常緑針葉樹に分類される樹木です。中国が原産地で寺院などに植えられていました。樹高は高い品種で15mにもなり、寒さにも暑さにも強いです。

コノテガシワの品種

出典:写真AC

コノテガシワは園芸品種によって樹形や樹高、葉色の変化に違いがあります。代表的な園芸品種にエレガンテシマ(エレガンティシマ)があります。エレガンテシマは樹形が乱れにくく育てやすいとして有名です。上の写真がエレガンテシマです。

ボタ爺

ボタ爺

購入前にどのような樹形や樹高、葉色のコノテガシワがいいか決めておくと選びやすいですね。

出典:写真AC

上の写真はオウゴンコノテガシワという品種で、樹形が卵型になるのが特徴的です。冬になると葉は褐色になります。

ボタニ子

ボタニ子

葉の形はどれも同じように見えますね。

コノテガシワの特徴

コノテガシワは葉や実、そして成長の早さに特徴があります。コノテガシワは植木として生垣に使われる他にも、葉や種がリースや薬用としても利用されています。コノテガシワの特徴と合わせてご紹介します。

特徴①葉と実

出典:写真AC

開花時期 3~4月
実ができる時期 6月
実が割れて種がでる時期 10月

コノテガシワは葉が子どもの手のように見えることが名前の由来となっています。葉には表裏の区別はなく、平面状にそろって生えているのが特徴的です。春に花を咲かせたあとは実をつけます。冬になると葉の色が茶色や黄色へと変化しますが、品種によって異なります。

春になると花が咲く

コノテガシワには春になると葉っぱからつぼみが出てきて、小さなクリーム色の花を咲かせます。コノテガシワは雄雌同体となっており、上の写真は雄花です。花は6月ころになると実へと変化します。

実が開くと種が出てくる

出典:写真AC

コノテガシワは花を咲かせてからつける実も特徴的です。はじめは緑色ですが、じょじょに褐色に変化して、褐色になった実はまつぼっくりのようにも見えます。

10月ころになると種ができて実が開きます。実が開くと上の写真のような形になり、中から種が出てきます。

特徴②成長が早い

コノテガシワは成長が早いことが特徴で、放っておくと10m以上にもなってしまうことがあります。成長を抑えるために、芯止めと年に1回の剪定が必要です。成長にあわせて手入れをして近所の迷惑にならないようにしましょう。

ボタ爺

ボタ爺

芯止めとは摘心のようなもので、一番上の成長している枝を切ることです。

特徴③利用方法が多い

コノテガシワは葉や樹形から利用方法が多いことも特徴的です。生垣が代表的ですが、他にもスワッグやリース、また葉や種を乾燥させたものは薬用としても使われています。

スワッグやリースとして利用される

コノテガシワは生垣に使われているイメージもありますが、コノテガシワの特徴的な葉や実はスワッグやリースとして使われることも多いです。クリスマスやお正月にもコノテガシワの緑色が映えます。

薬用として利用される

フリー写真素材ぱくたそ

コノテガシワの葉と種子は乾燥させて薬用としても利用されます。葉は側柏葉(そくはくよう)と呼ばれ、下痢や腸出血への効果が期待されています。種子は柏子仁(はくしにん)と呼ばれ、便秘や不眠などの滋養強壮に用いられるようです。

ボタニ子

ボタニ子

このあとは、コノテガシワの管理のコツについてご紹介します。

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コノテガシワの管理のコツ

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