コノテガシワの管理のコツ
植え付け・植え替え | 11~3月 |
追肥 | 2~3月 |
剪定 | 3月 |
挿し木 | 2~3月 |
コノテガシワは丈夫な樹木ですが、根が張っていない植え付け後の管理が大切です。また樹形を保つ剪定もポイントです。コノテガシワの植え付けから増やすまでの管理は、冬の時期に行いましょう。
水やり
コノテガシワは庭植えの場合、2年以上経った株は水やりは必要ありません。ただし植え付け後は根が張っていないため、鉢植えと同様に水やりをしましょう。水やりは土の表面が乾燥したら根元からたっぷりとあたえます。葉には水をかけません。植え付け後は乾燥に弱いので、水やりを忘れないようにしましょう。
水やりのポイント
- 植え付けから2年たつまでは乾燥しないように水やりする
置き場所・植え付け
コノテガシワは日当たりのよい場所を選びます。植え付けるときは根を傷つけないように苗ポッドよりも大きめに深く穴を掘りましょう。生垣のため複数植え付ける場合は、株間を80cmほど作ります。植え付けた後はたっぷりと水をあたえましょう。
植え付け後は根が張っていない
植え付け直後は根が十分に張っていないため、乾燥に弱い他に、強風により倒れることがあります。そのため支柱を立てておくと安心です。
置き場所・植え付けのポイントまとめ
- 日当たりのよい場所を選ぶ
- 植え付け時は深く大きく掘る
- 植え付け後は水やりをして日差しによる乾燥に注意する
用土・肥料
用土は鉢植えの場合は、一般的な花野菜の培養土か、赤玉土6、腐葉土4の割合で作ります。庭植えの場合は、腐葉土か堆肥を混ぜるようにしましょう。元肥に緩効性の化成肥料を施しますが、深く掘って根にはあたらないようにします。
冬に一度は追肥をする
庭植えも鉢植えの場合も冬の時期に寒肥を追肥をしてあげましょう。庭植えの場合は、2月ころに有機質肥料を、鉢植えの場合は、3月に化成肥料を施します。
用土・肥料のポイント
- 緩効性の化成肥料を施す
- 庭植えは2月、鉢植えは3月に追肥する
剪定
コノテガシワは春から夏にかけて枝を伸ばすので、冬の時期に剪定します。冬でなくても9月以降であれば問題ないので、樹形が乱れてきたら剪定しましょう。
3月に剪定を行う
コノテガシワが芽をつける前の時期がちょうど3月にあたります。この時期に剪定する場合は、強めに剪定しても枯れずに済むこと多いです。3月以外の強めの剪定は、やりすぎると枯れてしまうことがあるので、3月になったら剪定を行い樹形を整えましょう。
ボタ爺
強めの剪定とは、太い枝を切ることや短く切ることをいいます。
混みあった枝といらない枝を剪定する
剪定する枝は、混み合っている部分といらない枝です。コノテガシワは放っておくと害虫が発生します。特に混み合った部分は風通しも悪くなり、害虫が発生する原因となるためしっかり剪定しましょう。また見栄えの悪い、いらない枝も一緒に剪定します。
成長を抑えるために芯止めする
コノテガシワは成長の早い樹木です。芯止めとして、もっとも成長している上の枝を切るようにしましょう。そうすることで樹木の成長を抑えることができます。
ボタニ子
剪定するときに生垣の高さも一緒にそろえちゃいましょう。
剪定と一緒に枯れ葉をきれいにする
剪定する時には枝の中に溜まっている枯れ葉をきれいにしましょう。枯れ葉は病害虫の原因です。秋から冬にかけては特に枯れ葉が溜まっていないかを確認して取り除くようにします。
剪定のポイントまとめ
- 一定の大きさになったら芯止めする
- 剪定時期は芽が出る前の3月
- 枝の混み合ったところといらない枝を剪定する
- 3月以外は強い剪定はしない
- 秋から冬は枯れ葉を取り除く
増やし方
コノテガシワは種まきと挿し木による2通りの増やし方があります。種まきして増やす場合は、10月ころに実から落ちる種を使用しましょう。挿し木は枝の先端を10cmほど切ったものを水につけてから用土に挿します。
まとめ
コノテガシワは葉の剪定と手入れをしてあげることで、庭に植えると素敵なお庭にできます。ご自宅でぜひ育ててみてください。
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出典:写真AC