ルコウソウ(縷紅草)の育て方
では実際にルコウソウはどのように育てるのでしょうか。次は土づくり、水やり、肥料のやり方、お手入れなどの管理方法についてです。
育て方①土づくり
ルコウソウは水はけのよい土壌を好むため、水はけがよく通気性も優れた土を使用するのがよいでしょう。草花用の培養土か、赤玉土小粒、腐葉土、軽石を6:3:1の割合で混ぜたものを用います。
育て方②水やり
水は土が乾いたらたっぷりとあげます。水をやる時間帯は朝や夕方などの涼しい時がよいでしょう。炎天下に置いてある場合は、日中乾いてしまったとしても、涼しくなってから水を与えます。これは鉢植えでも庭植えでも同じです。
育て方③肥料
植え付けの際に、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜます。その後は、液体肥料を10日に1回程度、または規定量の粒状肥料をばらまくのがよいでしょう。あまりたくさん肥料を与えすぎると、花がつきにくくなるので注意が必要です。
育て方④お手入れ(管理方法)
日常的な手入れは特にありませんが、種を採取しない場合は、こまめに花を付け根から摘み取ります。アブラムシは春から秋に発生するので、見つけるたびに取るか、効果のある殺虫剤を使用します。高温乾燥時に発生しやすいハダニは、葉の白い斑点から見つけることができます。ハダニは水が苦手なので、見つけたときには葉裏などから葉に水を与えるのが効果的です。
育て方⑥置き場所
日当たりのよい置き場を好むので、よく日の当たる場所に置くのがいいでしょう。原産地が熱帯ですので、耐暑性がひじょうに高く、夏の強い日差しの下でも問題なく育ちます。窓際につるしたり、緑のカーテンなどにして日よけにするのもよさそうです。
ルコウソウ(縷紅草)の増やし方
ルコウソウの増やし方は種まきによるものです。20℃から25℃が発芽の適温であるため、5月に入ってから種をまきます。早まきはしないようにしましょう。硬実種子なので、一晩水に浸してふくらんだものを植えます。種の上には5mmほど覆土をします。元気のいいものは、本葉が見え始めたころに定植するのがおすすめです。
ルコウソウ(縷紅草)を用いたガーデニング
ルコウソウはツル性の植物であるため、柵や柱に絡めさせたり、カーテン状にしたりと応用が利きます。そこで、そのつる性を生かした素敵な育て方をご紹介します。
家の柵に絡ませる育て方をなら、隙間のある柵でもルコウソウをつたわせることで、おしゃれに目隠しもできますね。家の前を通りかかった人も楽しむことができます。
、むき出しの無機質な柱も、柱につたわせれルコウソウに覆われればおしゃれな柱に変わりますね。花が少なくても、熱帯を感じさせる葉が存在感を出してくれます。
まとめ
- ルコウソウは星形の可愛らしいつる状の草花
- 花言葉には注意が必要
- 種類により、葉に特徴がある
- 育て方は簡単で、日当たりがよく水はけのよい環境づくりが大切
- 増やし方は、種まき
ルコウソウは、星形の見た目が可愛らしいだけではなく、つる状という形状から、鉢に植える他にも緑のカーテンにしたり釣鉢にして飾ったりと、様々な楽しみ方をすることができます。ぜひ自分に合った育て方を見つけて、楽しんでみてくださいね。
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