バショウ(芭蕉)?特徴や育て方を紹介!バナナ木とはどう違う?

バショウ(芭蕉)?特徴や育て方を紹介!バナナ木とはどう違う?

日本の街角でも見かけるバショウ。その姿は南国情緒にあふれていて涼しい木陰を作ってくれています。一見バナナにそっくりなバショウですが、いったいどんな植物なのでしょう?そんな気になるバショウの特徴や育て方、またバナナの木との違いを説明していきましょう。

記事の目次

  1. 1.バショウ(芭蕉)ってどんな植物?
  2. 2.バショウの特徴
  3. 3.バショウとバナナの木の違い
  4. 4.バショウの育て方
  5. 5.まとめ

バショウ(芭蕉)ってどんな植物?

あなたは芭蕉をご存知ですか?別名ジャパニーズバナナとも呼ばれる芭蕉ですが、いったいどんな植物なんでしょう?バナナにそっくりな見た目ですがじつは、2つはまったく異なる性質を持っています。そんな芭蕉の基本情報や、育て方について詳しく紹介していきましょう。

バショウの基本情報

バショウの基本情報

分類 草花
形態 多年草
原産地 中国
全長 2~3m
開花期 夏から秋
花色 黄褐色
耐寒性 強い
耐熱性 強い

バショウの見た目

ボタニ子

ボタニ子

本当にバナナみたいだね!

バショウの特徴

ボタニ子

ボタニ子

だけど芭蕉ってどんな植物なんだろう?

芭蕉が育つ場所

芭蕉の別名はジャパニーズバナナですが、実は原産地は中国です。その分布は熱帯中心ですが九州より南の島には存在していません。

高温多湿にも耐えられるので、日本の風土に合い寒さにも強いのが特徴です。関東より南では路地上もできます。

バショウの花の特徴

芭蕉の花は、まず雌花が咲き始めて雄花が後から咲きます。また花序の下につく雌花は重なるように花を付け、その上にバナナの実によく似た果実を付けます。いっぽう雄花は雌花とは反対に花序の上につき、花茎をのばし他の株の雌花に受粉します。

バショウの別名

「えん(苑)」や「一名甘蕉」というのが芭蕉の別名です。ちなみに甘蕉(かんしょう)とはバナナのことを指します。

ボタニ子

ボタニ子

バナナと言えばバショウの別名で、ジャパニーズバナナとも呼ばれてるよね?あれって由来は何なんだろう?

それは江戸時代までさかのぼります。当時日本にいたシーボルトは芭蕉に「ムサ・バショウ」の学名をつけ、学会で発表しました。ちなみにムサは、バナナ類全般をさす学名です。そのため、イギリスでは芭蕉は日本のバナナだと呼ばれるようになったのです。

バショウとバナナの木の違い

ボタニ子

ボタニ子

バナナとバショウ。2つはとってもよく似ているけれど違いはどこにあるのかな?

バショウとバナナの木は実が違う

Photo byanalogicus

バショウとバナナは、どちらもバショウ科バショウ属。しかもどちらも樹木ではなく大型の多年草です。ですが、バナナは熱帯性なので日本では地植えしても育ちません。芭蕉は熱低地方に多く見られますが、耐寒性があるので日本でも露地栽培ができます。

ボタニ子

ボタニ子

つまり、日本で地植えされて育っているバナナによく似た植物はぜんぶ、芭蕉っていうことね!

そして、一番の大きな違いはバナナの実は大きくなり食用として用いられますが、芭蕉の実は、基本的には食べられません。

ボタニ子

ボタニ子

え!芭蕉の実って食べられないの?

芭蕉の実は、バナナのようには大きくならず種が多く果肉があまりありませんので、食用には向きません。ですが追熟させると甘くなり食べることができます。ただし、芭蕉の実は放置しておいても追熟しませんし、熟す前に干からびてしまうものがほとんどです。

ボタニ子

ボタニ子

やっぱり、芭蕉は果物のような食べ方ができないのね。

バショウとバナナの木は葉っぱの裏の色が違う

ボタニ子

ボタニ子

葉っぱよくにている芭蕉とバナナ。実がならない時期は、どうやって見分けるのかな?

実がならない時期なら葉っぱの裏をみましょう。薄緑色をしていれば芭蕉です。白っぽい粉をふいていればバナナの木です。また、花の下になる葉っぱ(苞)にも色の違いがあり、黄色ければ芭蕉で、紫色ならバナナの木です。

バショウの育て方

ボタニ子

ボタニ子

芭蕉の育て方って難しいのかな?

芭蕉は、手間がかからず手軽に南国情緒を感じられる植物です。ただし、管理が悪いと病虫害に悩まされたり見栄えが悪くなったりします。長く芭蕉を楽しむための正しい栽培方法と剪定について詳しく見ていきましょう。

植え方

芭蕉は種から育てる方法と、株分けで育てる方法があります。種と株どちらも市販されていて誰でも購入できます。どちらの場合も春から夏までに植え終わりましょう。ちなみに芭蕉の発芽温度は20℃から25℃です。

地植えをするか鉢植えにするか

出典:写真AC

芭蕉は地植えでも鉢植えでも育ちます。ただし、地植えで栽培するととても大きく育つので、あらかじめ広い場所を確保してから植えましょう。また大きくなると植え替えが難しくなるので、本当にそこで育てていいのかよく考えてから栽培を始めましょう。

ボタニ子

ボタニ子

観賞用に気軽に育てるなら、鉢植えの方がいいね!

剪定

芭蕉は、放置しておくととても大きくなってしまいます。そのままにしておくと風通しや日当たりが悪くなってしまうので、適度に剪定しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

芭蕉の剪定って難しくないのかな?

芭蕉は、樹木ではなく草花ですので剪定をする季節を気にする必要はありませんし、もちろん剪定すべき適切な場所はどこか?などを気にする必要もありません。伸びすぎた茎やじゃまな葉っぱは、ざくざくと切ってしまいましょう。

水やり

地植えの場合は基本的には水やりの必要はありません。鉢植えなら土の表面が乾いてから1日置いて、たっぷりと水やりをしましょう。

肥料

肥料は4月と7月に有機肥料を与えます。地植えでよく育っている場合は、年2回の追肥をはぶいても大丈夫です。

手入れ

夏場は青々としげる芭蕉ですが、冬になると枯れてしまいます。しかし春になると新しい茎が芽吹いてきますので安心してください。幹についた古く枯れた皮はこまめに取り除いておきましょう。これは病虫害の予防と見栄えをよくするためです。

害虫対策

葉ダニは水に弱いので、葉の裏へ定期的に水を散布して予防しましょう。カイガラムシは見つけ次第薬剤を吹き付けて駆除しましょう。

まとめ

株分けをすることで増やせる芭蕉は、適度に剪定をしていればよい木陰を作ってくれますので、南国風のお庭造りには欠かせません。また、栽培が簡単でお手入れも手間がいりませんので、庭木が欲しい初心者の方にもおすすめです。

東風花
ライター

東風花

家庭菜園と野菜を食べるのが好きな3兄弟の母ちゃんです。子供のころのおやつは野草。

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