テッポウユリ(鉄砲百合)ってどんな花?特徴や育て方をご紹介!

テッポウユリ(鉄砲百合)ってどんな花?特徴や育て方をご紹介!

テッポウユリは美しい純白の大輪の花と、甘い香りから多くの人たちに愛されてきた、日本固有のユリです。ですが、その実体については意外と知られていません。そんなテッポウユリの特徴や花言葉、育て方や季節ごとの手入れなどをまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.テッポウユリの概要
  2. 2.テッポウユリの名前の由来
  3. 3.テッポウユリの特徴
  4. 4.テッポウユリの開花時期と見頃の季節
  5. 5.テッポウユリの花言葉
  6. 6.テッポウユリの育て方
  7. 7.テッポウユリの育て方①栽培環境
  8. 8.テッポウユリの育て方②種・球根の植え付け・植え替え
  9. 9.テッポウユリの育て方③水やり
  10. 10.テッポウユリの育て方④肥料
  11. 11.テッポウユリの育て方⑤花後の手入れ
  12. 12.テッポウユリの育て方⑥病気・害虫対策
  13. 13.テッポウユリの育て方⑦季節ごとのお手入れ・管理作業
  14. 14.テッポウユリの増やし方
  15. 15.まとめ

テッポウユリの概要

Photo by Kabacchi

日本の固有種

テッポウユリ(鉄砲百合)は日本の固有種の1つで、主に九州から沖縄にかけて分布しています。ラッパのような形状の大きな花と、真っ白な花色が特徴です。庭植えや切り花によく利用されています。家庭で栽培する場合、種から育てる方法と球根から育てる方法の2つがあります。球根から育てることが多いです。種は市販されていないので、自分で採取しましょう。

海外でも人気

日本にはテッポウユリを含めて15種類のユリの固有種が存在します。その美しさから明治時代に入ると、日本のユリの球根が海外へ輸出されるようになりました。キリスト教では白いユリは「聖母マリアの象徴花」として、古くから大切にされてきた歴史があります。そのため純白のテッポウユリが紹介されると大変な人気を呼び、一時期はテッポウユリの球根が重要な貿易商品になったほどでした。

往時の勢いはないものの、今でもテッポウユリは海外でも人気のある品種です。現在でもキリスト教のイースター(復活祭)の儀式に使用されているんですよ。

テッポウユリの英名「イースターリリー(Easter lily)」も、テッポウユリがイースターに使用されていることに由来しているよ。

テッポウユリの基本データ

学名 Lilium longiflorum
科名 ユリ科
属名 ユリ属
別名 琉球百合(リュウキュウユリ)、イースターリリー
原産地 日本(九州南部~沖縄)
花色 純白
開花時期 6月~8月

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テッポウユリの名前の由来

名前の由来は昔の銃

少し物騒な名前の由来は、16世紀後半に発明された短銃身・大口径の前装式散弾銃です。正式名称は「ブランダーバス」というのですが、銃口がラッパに似ていたことから「ラッパ銃」と呼ばれていました。テッポウユリもラッパを思わせる形状の花なので、容易に連想されたのでしょう。

テッポウユリの特徴

特徴①:球根植物なのに乾燥に弱い

球根で増える植物は乾燥に強いものが多いのですが、テッポウユリはあまり乾燥に強くありません。生育期や開花時期はもちろん、地上部が枯れている季節でも、乾燥すると球根までダメになってしまう恐れがあります。特に鉢植えの場合は水切れに注意が必要です。かといって湿気が多過ぎるのもよくありません。球根の管理には細心の注意を払いましょう。

特徴②:優しい香り

Photo by masato_photo

写真:カサブランカ

ユリといえばラッパ状に咲く優美な花と、甘い芳香が大きな特徴です。テッポウユリにも香りはありますが、カサブランカやヤマユリなどといった、他種類のものほど強くはなく、優しい香りがします。開花時期の最盛期でも、香りにむせるといったことも少ないです。このため強い香りを好まない方にも、テッポウユリは人気があります。

特徴③:ウィルス病にかかっていることが多い

病気・害虫対策に要注意

実は市販されているテッポウユリのほとんどが、ある種のウィルス病にかかっています。このウィルス病は、普通にしていれば病気を発症することはありません。ただし、他のウィルスに感染したユリ科植物の汁を吸ったアブラムシなどの害虫がつくと、たちまち何らかの病気を発症します。そのため病気・害虫対策はしっかりと行うのが基本です。

テッポウユリの開花時期と見頃の季節

開花時期は季節でいえば初夏

開花時期は6月~8月ですが、地域や気候によっては5月から咲き始めます。季節でいうと初夏が見頃です。夏の季節は地上部が枯れますが、球根は生きています。テッポウユリは乾燥に弱いので、庭植えの場合でも乾燥を防ぐ程度に水やりをしましょう。

テッポウユリの花言葉

花言葉①:純潔

「純潔」という花言葉は、キリスト教で純白のユリが聖母マリアの象徴花とされていることが由来です。また、白い花はその清らかなイメージから、純粋さや気高さにちなんだ花言葉がつけられる傾向があります。まっすぐに茎をのばし、堂々と咲き誇るテッポウユリの真っ白な花は、まさに「純潔」という花言葉にふさわしいと言えるでしょう。

花言葉②:淑女

「淑女」という花言葉も、テッポウユリの気品ある花姿や、キリスト教で聖母マリアの花とされている事実に由来しています。清らかな純白の花と、優しい芳香を持つテッポウユリは、気高く美しい淑女を表現するのにピッタリです。

花言葉③:甘美

「甘美」という花言葉は、テッポウユリの美しい花姿と優しい芳香が由来です。テッポウユリの芳香は、ユリの中ではそれほど強いほうではありません。そのためとても優しい印象があります。どんなによい香りでも、強過ぎると落ち着かないものです。その点テッポウユリの香りは強過ぎず、落ち着いた気持ちで香りを楽しめます。「甘美」という花言葉がつくのも頷けますね。

花言葉④:無垢

「無垢」という花言葉は、白いユリが聖母マリアの象徴花であることが由来です。聖母マリアは男性と交わることなくキリストを産んだことから、純潔・処女性の象徴とされています。そのため象徴花である白いユリにも「純潔」「無垢」という花言葉がつけられました。

「純潔」も「無垢」も、純白の花をつけるテッポウユリに、ピッタリな花言葉ですね。

花言葉⑤:威厳

「威厳」という花言葉は、テッポウユリの凛とした花姿が由来です。大地にまっすぐ立ち、大輪の花を咲かせる姿は、気高く堂々とした大人物を思わせるのでしょう。なお、この花言葉は白いユリの花言葉でもあります。

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