ノースポールの特徴と育て方!切り戻し剪定の時期・タイミングなど解説!

ノースポールの特徴と育て方!切り戻し剪定の時期・タイミングなど解説!

白い花を咲かせるノースポールは他の草花との相性も抜群で育てやすいため、冬の花壇や寄せ植えなどでみかけることが多い植物です。花つきがとてもよいので、ノースポールを植えると花壇がとても明るくなります。今回はノースポールの特徴や育て方、名前の由来などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ノースポールとは?
  2. 2.ノースポールの特徴
  3. 3.ノースポールの育て方
  4. 4.まとめ

ノースポールとは?

Photo by sanmai

ノースポールはキク科フランスギク属(レウカンセマム属)の植物です。マーガレットを小さくしたような白い花を咲かせます。花径は3cmほどの大きさで、花の中心部は黄色です。12月頃から咲き始めるので、冬の花壇を彩る花としては定番で、寄せ植えにもよく使われています。

名前の由来

ノースポールは花つきがよく、次々と花を咲かせる植物です。最盛期にはたくさんの花が一面に広がり、株全体をおおい隠すような状態になります。この景観が北極(英語ではnorth pole)のようであることから「ノースポール」という名がついたと言われています。

ノースポールの特徴

Photo by BONGURI

真冬に花径3cmほどの花が咲き始めます。中心部が黄色の白花で開花時期が5月頃までと、とても長いのが特徴です。茎もたくさん枝分かれし、茂った状態になるため、長期間多くの花が咲き続けます。葉は6cmほどの大きさで、縁にギザギザの切込みがあるのが特徴です。マーガレットやシャスターデージーなどとよく似ていますが、大きさや葉の形状、開花時期などが異なります。

ノースポールの情報

「ノースポール」とは、本来は種苗会社である「サカタのタネ」の園芸品種につけられた名前でしたが、種苗登録はされていません。そのため、現在では一般名のようなかたちで使われています。

日本名 ノースポールギク
その他の呼び名 クリサンセマム・パルドーサム
学名 Leucanthemum paludosum(Chrysanthemum paludosum)
分類 キク科、フランスギク属
原産地 北アフリカ
大きさ(草丈) 15~30cm
白色(中心部は黄色)花径約3cm
開花時期 12~5月頃まで
耐寒性と耐暑性 寒さには比較的強いが暑さには弱い

ノースポールとスノーボール

ノースポールという名前を「スノーボール」と誤って覚えている方も少なくないようです。開花時期が長く春にも花が見られるノースポールですが、寒い冬に咲く白い花というイメージが強いのかもしれません。

ノースポールの育て方

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

ノースポールは初心者の方にも育てやすい植物です。寒さにも比較的強いため地植えでも育てられますが、高温多湿の状態をとても嫌います。そのため、蒸れを防ぐための工夫や切り戻しなどの対策を施すことは、ノースポールを育てるうえでの大きなポイントでもあります。種まきから始めるノースポールの育て方を見ていきましょう。

ノースポールの育て方①環境と土

ノースポールは風通しや日当たりのよい場所で育てるのがおすすめです。鉢植えで種から育てる場合は、発芽するまで日陰に置きます。土は水はけがよいだけでなく、水もちもよいものが理想ですので、市販されている草花用培養土などを利用するとよいでしょう。

ボタニ子

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次ページからは種まきについてみていきましょう。

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まとめ

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