ほおずきについて
ほおずきとは
ほおずきの実は最初は緑色で、次第に赤色に変化していきます。実の中は空洞なのが特徴です。ほおずきの名前の由来は、ホホという虫が付きやすいことからや、実の見た目が頬に似ていることからと諸説あります。ニカンドラという、色が黒く似たような形の黒ほおずきと呼ばれている植物がありますが、別の種類でほおずきとは同じ仲間ではありません。
学名 | Physalis alkekengi var. franchetii |
科名 | ナス科 |
属名 | ホオズキ属 |
和名 | ホオズキ・鬼灯・カガチ・ヌカヅキ |
原産地 | 東アジア |
開花 | 6月~7月 |
花色 | 白 |
耐寒性/耐暑性 | 強い/強い |
ほおずきには観賞用と食用がある
お盆で切り花として見かける観賞用ほおずきは毒があるので食べられませんが、食用ほおずきには毒がなく、海外では料理に使われて食べられています。食用ほおずきの味は、爽やかな酸味が感じられる種類と、甘味を強く感じられる種類があります。食用ほおずきは栄養価が高く、鉄分やビタミンA、イノシトール、βカロテンが多く含まれているスーパーフードです。
ほおずきの育て方
1年間の栽培スケジュール表
ほおずきの1年間の栽培時期を、表にして紹介します。ほおずきの苗の販売数がすくないので、種から育てていくのがおすすめです。難しいと思うかもしれませんが、発芽率が高いので初心者でも簡単に育てていけます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
植え替え | ● | ● | ||||||||||
肥料 | ● | ● | ● | ● | ||||||||
収穫 | ● | ● |
育て方①栽培環境
湿度が高くなると病気にかかりやすくなるので、水はけや風通し、日当たりのよい栽培環境で育てます。鉢植えの場合は、直射日光が当たると水切れしやすいので半日陰の場所で育てましょう。水はけが悪い場合は、盛り土をすることで水はけをよくすることが可能です。
育て方②用土
水はけや水持ちのがよい用土で育てましょう。市販の場合は草花用培養土を使い、自分で作る場合は小粒~中粒の赤玉土5、腐葉土3、川砂2の割合で作った用土を使います。酸性が高いときは、苦土石灰を混ぜて中性~弱酸性になるようにしましょう。連鎖障害が起きる植物なので地植えの場合は、3年以内にナス科の植物を育てた場所は避けましょう。