ヒュウガミズキとの違い
ヒュウガミズキ(日向水木)とは
ヒュウガミズキは、トサミズキと同じマンサク科トサミズキ属の植物です。「ヒメミズキ」「イヨミズキ」という別名があります。「ヒュウガ(日向)」という名前から、宮崎県(旧名:日向)を原産とする植物と思われることがありますが、実際は近畿地方の日本海側の地域に自生している品種です。外見がよく似ていることから、トサミズキに間違われることが多い品種でもあります。
繰り返しになるけど、ヒュウガミズキは宮崎県(日向)には自生していないんだ。間違えないように気をつけてね。
トサミズキとの違いは?
見た目はよく似ている両種ですが、違う点はちゃんとあります。まずは花です。どちらも早春の季節、明るい色をした小花が集まったような花を咲かせます。しかしよく見ると、トサミズキは8個以上の小花が連なっているのに対して、ヒュウガミズキは3個くらいの小花が集まった形をとっています。また、ヒュウガミズキは葉や実も、トサミズキと比べると小さいです。
トサミズキとヒュウガミズキの違いまとめ
- 集まっている小花の数が、ヒュウガミズキは3個に対して、トサミズキは8個ある。
- 葉や実も、ヒュウガミズキのほうが小さい。
トサミズキの花言葉
トサミズキの花言葉は「清楚」「優雅」「伝言」「愛」です。「優雅」は小花が集まって垂れ下がるように咲く花姿と、その花びらから紅色のおしべがのぞく様子の上品さに由来しています。「伝言」は、垂れ下がった花が風に揺れると、まるでささやきあっているように見えることから生まれました。
トサミズキの花言葉まとめ
- トサミズキ全般の花言葉:「清楚」「優雅」「伝言」「愛」
- 種類別・色別の明確な花言葉はなし
次のページでは、トサミズキの育て方をくわしく紹介していきます。
ヒュウガミズキの名前の由来は、別名のヒメミズキが転訛したものだと言われています。