マユミとは?花・実の特徴や庭木として剪定方法など管理のコツを解説!

マユミとは?花・実の特徴や庭木として剪定方法など管理のコツを解説!

マユミは、古くから日本の山野で親しまれてきたニシキギ科の植物です。そんなマユミをお庭に植えていると、とってもオシャレなお庭になりますよ。今回は、マユミがどんな植物なのか、どんな育て方・管理をすればいいのかをお伝えします。

記事の目次

  1. 1.マユミはどんな植物?
  2. 2.マユミの特徴
  3. 3.マユミの育て方・管理方法
  4. 4.マユミの仲間の植物
  5. 5.まとめ

マユミはどんな植物?

マユミの基本情報

Photo by ai3310X

マユミ(真弓)とは、ニシキギ科の樹木で、高さ5mほどになる落葉小高木です。秋にきれいに紅葉する葉っぱと。ピンク色のきれいな実のコントラストが美しく、庭木としてよく利用されます。日本だと北海道から九州まで分布し、国外だとサハリンや朝鮮半島南部にも生育しています。

古くから親しまれてきた木

マユミは本来日本の山野で普通に見られる木で、古くから親しまれてきました。丈夫で緻密な材が特徴で、昔この木で弓を作ったことからこの名前がつけられました。材はそのほかにも、将棋の駒などに使われています。

ボタニ子

ボタニ子

マユミの木って、秋になるピンクの実もかわいらしいけれど、枝ぶりがしなやかでなんだかきれいな木なのよね~。

ボタ爺

ボタ爺

材が弓に使われたぐらいじゃからな。まっすぐ伸びる枝が美しい木じゃ。

マユミの特徴

マユミの枝葉

Photo by nyanchew

マユミは対生の葉を持ち、きれいに育つと枝全体が円錐形に見える、単軸分枝という枝分かれをします。規則正しい端正な樹形が美しいです。

マユミの花・実

マユミの花

マユミの木は雌雄異株といって、オスの木とメスの木がある種類です。5月ころからその年に伸びた枝の根元に花をつけ、緑色の小さく目立たないを咲かせます。

花は目立たないですが、雄花と雌花でよく見ると形が違い、雄花にはおしべと退化しためしべが、雌花はめしべと退化したおしべがそれぞれあります。たまにどちらも合わさった両性花を咲かせるものもあるので、観察してみるとマユミのユニークさを楽しめますよ。

マユミの実

マユミの実が熟す時期は秋~初冬ごろです。はじめはピンク色の皮に包まれていますが、熟すとそれが割れ、中から真っ赤な種が皮にぶら下がるように出てきて、赤とピンクの二色の種が出てきます。種が落ちたり食べられたりしてなくなっても、ピンクの皮だけがずっと残っていることがあります。

実には毒がある

マユミの実は鮮やかで美しいですが、毒があります。食べると嘔吐や下痢を引き起こしますので、美しいからといっても食べないように注意してください。鳥はよく食べにくるので、窓から見えるところに植えておくと、鳥の食事シーンもみられるかもしれません。

マユミの品種

マユミには実の色の違った品種がいくつかあり、黄色みがかった白い実をつける「シロミノマユミ」や、濃い赤色の実をつける「アカミノマユミ」などがあります。それぞれ実の色が違うだけで性質は基本的に変わらないので、好みに合わせて選んでみましょう。また、野生では少し標高の高いところに、葉の裏面の葉脈に毛の生える「ユモトマユミ」と呼ばれる品種が生育しています。

ボタ爺

ボタ爺

次はマユミの育て方・管理方法について紹介するぞ!

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マユミの育て方・管理方法

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