アメジストセージとは？植え替えや増やし方など基本の育て方を紹介！

シソ科サルビア属の多年草である、アメジストセージは、初心者にも育てやすい植物です。環境や耐暑性や耐寒性などについて紹介します。

日当たりがよく、風通しのよい場所がアメジストセージ栽培に向いています。半日陰でも大丈夫ですが、日当たりが悪いとヒョロヒョロと見栄えの悪いアメジストセージに成長してしまいます。

アメジストセージ栽培には、水はけのよい土を使用しましょう。赤玉土と腐葉土を6：4で混ぜた土が適しています。鉢植えには培養土がバランスよく使いやすいでしょう。

植え付け・植え替え時期は、春ならば4月中旬～5月がよいでしょう。秋ならば、9月ごろです。アメジストセージの苗は秋に販売されますが、春に植えると成長してから冬の季節を迎えます。特に初心者の方は春植えのほうが適しています。

庭植えは、日なたで水はけがよい場所が向いています。あらかじめ、土に肥料を混ぜておきましょう。庭植えでも株が混みあってきた場合には植え替えます。

鉢植えの場合は、水はけと水もちのバランスがよい土が適しています。肥料を混ぜ込んだ土を使用するとよいでしょう。アメジストセージはよく育つため、根詰まりを起こしやすく、基本的に毎年植え替えます。

庭植えのときの水やりは、基本的に雨だけで大丈夫です。鉢植えは土が乾いたら、たっぷりあげてください。水やりのしすぎで根腐れを起こすことがあるため注意してください。やや乾燥ぎみに育てるのがベターです。

アメジストセージには、植え付け時期に緩効性化成肥料を使用します。追肥は春と秋の季節に緩効性化成肥料を与えます。肥料焼けを起こして株が傷むこともあるため、肥料の与えすぎに注意してください。

アメジストセージは生育旺盛で株が大きくなりすぎ、倒れてしまう場合があるため剪定します。剪定の方法をチェックしましょう。

アマジストセージの切り戻しは6月か7月中に行い、株の風通しをよくしましょう。切り戻すことで、脇芽が出て株が大きくなり、花数が増えます。

アメジストセージは花が終わり、11月ごろに葉が枯れてきます。この時期に剪定しましょう。冬になる前に、株の根元の15～20cmほどを残し刈り取ります。この剪定をすることで、冬越しをして春にはきれいに開花します。

アメジストセージは、病気が少ない植物です。しかし、害虫のハダニとアブラムシに注意してください。ハダニは気温が高く乾燥した季節に発生しやすいです。ハダニ対策は水やりをしっかり行い、太陽の光に当てることがポイントです。肥料の与えすぎで、アブラムシが発生することもあるため、注意してください。

アメジストセージは耐暑性があるものの、耐寒性は低く霜に当てると枯れてしまいます。しかし、春になれば新芽が出ます。寒冷地では腐葉土や藁（ワラ）で土の表面を覆うなどする寒さ対策を施して、冬越ししましょう。