アメジストセージとは?
ハーブの一種であるアメジストセージは、シソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草です。小さな紫色が連なり咲く様子がきれいな植物です。アメジストセージの名前は一般的に使われています。しかし学名は「サルビア・レウカンサ」といい、こちらが正式名称です。
基本情報
学名 | Salvia leucantha |
英名 | Mexican bush sage(メキシカン ブッシュ セージ) Mexican sage(メキシカン セージ) |
別名 | サルビアレウカンサ・ベルベットセージ |
科名 | シソ科 |
属名 | アキギリ属(サルビア属) |
アキギリ属(サルビア属)
アキギリ属はサルビア属ともいい、500種以上が温帯から熱帯地方に広く分布しています。サルビア属には、一・二年草と多年草があります。用途に応じて、薬用、香辛料、鑑賞用として栽培される植物です。
花言葉
アメジストセージの花言葉は「家族愛」「家庭的」です。アメジストセージの花は穂のようにたくさんの花がつきます。ベルベットのような温もりのある様子にちなんでつけられました。
名前の由来
アメジストセージには、いくつかの別名があります。それぞれの名前の由来について説明します。
アメジストセージの名前の由来
アメジストセージの名前は、美しく咲く紫の花を、宝石の紫水晶(アメジスト)にたとえてつけられました。セージの名前はラテン語からきていて、健康、治療、救うの意味があります。
サルビアレウカンサの名前の由来
サルビアレウカンサの「サルビア」は、ラテン語のセージが語源です。ハーブの一種で薬効があり、治癒することに由来します。レウカンサ(leucantha)とは、leucoの白とanthosの花の意味で「白い花」ということです。
メキシカン ブッシュセージの名前の由来
メキシカンは「メキシコ原産の植物」ということから、ブッシュ(bush)は「低木の茂み」という意味です。紫の花が生い茂る様子からつけられたのでしょう。
アメジストセージの特徴
別名「ベルベットセージ」のアメジストセージは、ビロードのような上品な手触りの柔らかい毛に、花、萼(がく)、葉が覆われています。
特徴①花
アメジストセージの花の形は、シソ科の特徴が表れた唇形です。日差しが短くなった季節、夏の終わり~秋にかけて開花します。花は紫のイメージですが、実は白い花が咲きます。一般的に、紫は萼(がく)の色です。花は穂のように咲き、次第に垂れ下がってきます。
特徴②葉
アメジストセージの葉の特徴は、葉先が尖り茎付近は少し広く、全体的に細長いところです。細かい毛に覆われて、白っぽい葉です。草丈は60~150cmほどに成長します。
ボタニ子
次は、アメジストセージの育て方を紹介します。