アカモノとほかの植物との違い
見た目がそっくりな種類は複数存在しており、場合によっては、一緒に生息していることもしばしばあります。しかしよく確認すると、まったく別なので見分けることは難しくありません。この項目では、コケモモ・シラタマノキ・ツガザクラの違いと見分けるポイントについて解説します。
コケモモ
コケモモの花や葉はかなり小さく、葉の先がすこし丸くなっているのが相違点です。また少しだけ厚みがあり、ツヤ感もあります。花の色は薄い赤、もしくは白で、海外では昔からコケモモをジャムにして食べていました。日本でも生息地周辺ではお土産品として加工されたジャムが販売されています。実は秋にでき、大きさは1cmほどです。
シラタマノキ
シラタマノキは、花のつき方と実の色がアカモノと違います。こちらの実の色は白色です。そして花のつき方は茎のつけ根に1つのみで、総状に複数咲きます。シラタマノキの花言葉は「明日の幸福」「好奇心」です。茎の伸び方は横へ這うようにではなく、上へ上へと伸びるように育ちます。
ツガザクラ
ツガザクラは葉が細く栂(ツガ)のような形をしており、おもに吾妻連峰より南のエリアで姿を見ることができます。草丈はだいたい6~35cmで、草地や岩と岩の間などに生息します。形がほかとまったく違うので、見分けるときは葉を確認するといいでしょう。また花のサイズも小ぶりです。
アカモノの育て方
アカモノは、風通しがよく日当たりのいい置き場を好み、夏は涼しい置き場で管理します。土は水はけのいい配合が適しており、肥料は春と秋に与えてください。増やす際は挿し芽が向いており、適期は6月です。これらの種類は夏越しが課題なので、家庭で育てるときはとにかく涼しい場所へ移動し遮光して日差しを和らげましょう。
まとめ
アカモノは登山道を歩いていると、道の周辺で群生していることが多く、その隣にコケモモが咲いていることもあります。山歩きする人は、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。登山をしない人でも、ネットショップなどで種を売っていることがあるので、種を撒いて育ててみてくださいね。
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出典:写真AC