セイロンライティアとは?特徴や育て方を解説!水やりなど管理のコツは?

セイロンライティアとは?特徴や育て方を解説!水やりなど管理のコツは?

セイロンライティアは、涼し気な白い花が特徴の熱帯性花木です。暑さにはめっぽう強いのですが、耐寒性が低いので、日本で冬越しする場合は室内管理が必須です。今回はセイロンライティアの特徴や育て方、水やりや置き場所、剪定などのお手入れのコツについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.セイロンライティアってどんな花?
  2. 2.セイロンライティアの育て方
  3. 3.セイロンライティアの増やし方
  4. 4.セイロンライティアの楽しみ方
  5. 5.まとめ

セイロンライティアってどんな花?

スリランカ原産の熱帯性花木

特徴は夏から秋にかけて咲く白い花

セイロンライティアはスリランカが原産のキョウチクトウ科ライティア属の常緑低木です。名前の"セイロン"はスリランカの旧国名「セイロン」から名付けられました。特徴はその花で、白い涼し気な花色で、深緑の葉っぱとコントラストをなします。

タイを経由して日本へ渡来

セイロンライティアはタイを経由して日本へ渡ってきましたが、流通しはじめてまだ日が浅い花のひとつです。以前はすでに鉢植えに仕立てられたものが販売されていましたが、最近では苗でも入手できるようになりました。

花の特徴は?

花びらは5枚、さらに副花冠を持つ

セイロンライティアの花は純白で、花びらは5枚ずつあり、大きさは直径約3cmほどです。細かい花びらのようなものが付け根に見られますが、これは副花冠(ふくかかん)と呼ばれるものです。また、開花時期が夏から秋にかけてと長いのもセイロンライティアの特徴です。

ボタニ子

ボタニ子

副花冠というのは、花びらの内側にある弁のような形をしたもので、水仙などにも見られます。

花びらの巻き方が左向き

一般にキョウチクトウ科の花は、つぼみのときに、上からみると花びらが右巻きのものが多いのですが、セイロンライティアは左巻きです。この特徴により、別属のワリダ属に分類されることもあります。

ボタニ子

ボタニ子

ジャスミンの花にも似ているセイロンライティア。よい香りがしそうですが、意外にも香りはしません。

葉っぱや背丈の特徴は?

葉っぱは新緑で卵型かやや楕円形で、先端が尖っており、背丈は30cm~200cmほどになります。常緑低木に分類されますが、環境によっては葉っぱを落とすために、半常緑低木にも分類されます。

セイロンライティアの別名と花言葉

セイロンライティアはほかに「ライティア」や「セイロン・ゼイラニカ」の別名でも知られます。また、「清楚」「純潔」「清純」「内気の美しさ」という花言葉を持ちます。純白の花がまさに「清楚」なイメージそのものですね。濃い緑の葉っぱにちらりと見え隠れしながらも純白に輝く様子が花言葉にも表れています。

ボタニ子

ボタニ子

ちなみに、セイロンライティアは6月15日の誕生花でもあります。

セイロンライティア基本情報

  • 学名:Wrightia antidysenterica
  • 科・属名:キョウチクトウ科ライティア属(※ワリダ属に分類されることもある)
  • 分類:常緑低木(環境により落葉することもあるので、半常緑低木にも分類される)
  • 原産地:スリランカ
  • 背丈:30cm~200cm 
  • 開花時期:6月~11月
  • 花色:白
  • 耐暑性:高い
  • 耐寒性:低い
  • 花言葉:「清楚」「純潔」「清純」「内気の美しさ」
ボタニ子

ボタニ子

次のページからは、セイロンライティアの基本的な育て方について見ていきます!

次のページ

セイロンライティアの育て方

関連記事

Article Ranking