ツバキ(椿)の育て方!剪定・肥料のタイミングや利用方法をご紹介!

ツバキ(椿)の育て方!剪定・肥料のタイミングや利用方法をご紹介!

日本人に古くから庭木として愛され続けるツバキは、育て方のポイントさえおさえれば簡単です。そんなツバキの名前の由来、種類による違い、油などの利用法の他、剪定や肥料の時期、かかりやすい害虫や病気などツバキの育て方について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.ツバキとは
  2. 2.ツバキの育て方
  3. 3.ツバキの利用法
  4. 4.ツバキの品種
  5. 5.まとめ

ツバキとは

基本情報

Photo byNennieinszweidrei

和名 ツバキ(椿、海柘榴)
別名 ヤブツバキ、ヤマツバキ
学名 Camellia japonica
英名 Camellia japonica
科名 ツバキ科 Theaceae
属名 ツバキ属 Camellia
形態 常緑性高木
樹高 5~10m
原産 日本

植物としての特徴

年中ツヤのある深緑色の厚い葉をつけ、形は楕円形で先が尖っています。樹高は平均5~6mで、成長が遅く大きくなるためには時間がかかります。冬から春(11~12月/2~4月)にわたって花を咲かせます。ツバキは日本原産で、庭木としてもよく利用され、本州、四国、九州など日本の海岸沿いに広く分布する植物です。

名前の由来

ツバキの名前の由来にはいくつかの説がありますが、その厚くてツヤのある深緑色の葉に由来するものが多く見られます。厚みのある葉という意味の「あつば木」、または、光沢のある艶やかな葉から「艶葉木(ツヤバキ)」からツバキになったといわれています。

他品種との違い

ツバキには園芸品種として交配された多くの種類が存在します。これらの園芸品種やツバキ属を全体的に「ツバキ」と呼ぶことがあるので、区別するために日本の野生種のツバキは「ヤブツバキ」という名前で呼ばれます。またサザンカもツバキと似ていますが、別の植物です。

ユキツバキとの違い

ヤブツバキの近縁種にあたるユキツバキは樹高1~2mで、花の時期は4~6月です。ユキツバキからは多くの園芸品種が作りだされ、一般的に「椿」と呼ばれますが、同じツバキ属の種類であっても、ヤブツバキとは別の種類として分類されます。その他の違いは、海岸沿いに多いツバキと違い、より内陸の標高の高い場所に多く見られることです。

サザンカとの違い

サザンカもツバキと混同されやすい植物です。ツバキ油(カメリアオイル)としてサザンカ油が販売されていることもあります。ツバキは花が丸ごと落ちますが、サザンカは花びらを散らして落ちます。ツバキの花は完全に開いてしまうことはありませんが、サザンカの花はほぼ完全に開ききってしまうことが大きな違いです。

ボタ爺

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次はツバキの育て方について紹介するぞ!

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ツバキの育て方

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