ショウジョウバカマの種類と似た花
ここで、ショウジョウバカマの種類についてもご紹介しましょう。ショウジョウバカマに似た花もあるので、その特徴の違いについても簡単に触れていきます。
ショウジョウバカマの種類
もう10月も終わってしまうと言うのに進まない猫の手を借りたい・・・#猩々袴#羅紗#斑入り pic.twitter.com/lBu9lwXw99
— 福の神 (@Hidagawaen314) October 28, 2018
ショウジョウバカマは紫、淡紅色、白など花色の種類が多いです。八重咲きのものもあります。葉も楽しめる種類として、画像のような斑入りタイプも人気です。また、葉がフリルのようになって趣のある羅紗葉(らしゃば)ショウジョウバカマもあります。
ショウジョウバカマに似た花
「 阿蘇くじゅう国立公園 」と
— CHIKARA HASAMADA (@8888Kuju) March 21, 2018
周辺の花。
・ツクシショウジョウバカマ。
山道で出会いました。 pic.twitter.com/ptKLyoPUVf
ショウジョウバカマには似た花がいくつかあり、かつてはショウジョウバカマの変種として扱われていました。現在では別の種類とされています。ツクシショウジョウバカマ(コチョウショウジョウバカマ)は、主に九州の低山に分布する種類です。花被片の根元のふくらみがなく、花柄との境目がはっきりしていません。シロバナショウジョウバカマは花が白く、葉の縁が波型になっています。
ノギランは葉が似ている
#ノギラン も、しべの先っぽが少し色づき〜(#^^#)/ pic.twitter.com/M2cjkOgJJz
— tac' (@tac_h) July 6, 2016
ヤクシマショウジョウバカマはツクシショウジョウバカマの小型タイプです。屋久島固有の種類で、開花時の草丈は3cm程度しかありません。コショウジョウバカマ(ヒメショウジョウバカマ)は奄美大島や石垣島などに分布します。開花時の花茎の高さが5~7cm程度で、秋(8~11月)に咲くのが特徴です。葉の様子が似た花としてノギランがありますが、花が穂状になるので区別できます。
ボタ爺
ショウジョウバカマは可憐なだけでなく、子孫を残すために知恵を絞っておるのじゃな。ショウジョウバカマを育ててみたいものじゃのう。
ショウジョウバカマの育て方
ショウジョウバカマは日本人好みの風情で、盆栽やコケ玉にも好んで使われます。里山や山林で目を惹かれることがあるかもしれませんが、採ってくるのは厳禁です。絶滅危惧種に指定されている種類もありますし、その地方の方々がボランティアで丹精込めて保護している場合もあります。通販や山野草市などで入手しましょう。
育て方①生育環境
ショウジョウバカマは湿った涼しい場所を好む植物です。晩秋から開花までは午前中だけ日が当たり、午後は明るい日陰になる場所がよく、花後は一日中明るい日陰が適しています。庭植えなら落葉樹の下などが最適です。暗い日陰では花つきが悪くなります。6~9月上旬の強い日差しは日焼けや高温障害を起こすので、50~60%遮光して風通しをよくしましょう。
耐寒性はあるが寒風や霜に弱い
ショウジョウバカマは、雪が降る高山でも北海道でも育つ植物なので、寒さには強いです。しかし寒風や霜にあたると株が弱ります。鉢植えなら軒下などに置き、庭植えなら株元を覆ってあげるのがおすすめです。
育て方②用土
用土としては山野草培養土を用いるのが手軽です。自分で配合する場合は、赤玉土小粒:軽石小粒:硬質鹿沼土小粒を1:1:1で混ぜ合わせます。乾きすぎる場合は軽石を少なめにするか、水苔を混ぜましょう。庭植えの場合はこの土を客土とするか、水はけと水もちをよくするために腐葉土などを混ぜます。元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を加えてください。
ボタ爺
次は「育て方③植え付け・植え替えに」ついてじゃ!
出典:写真AC