クリスマスホーリーとは
クリスマスホーリーは、和名を西洋ヒイラギといいますが、日本の節分で玄関先に飾られるヒイラギとは種類が異なります。西洋ヒイラギの葉の棘がヒイラギの棘と似ていることから、この和名が付けられました。また西洋では、聖なる木として扱われており非常に人気の高い植物です。
基本情報
分類 | モチノキ科モチノキ属 |
学名 | Ilex aquifolium |
和名 | 西洋ヒイラギ |
原産 | アジア・アフリカ・ヨーロッパ |
生活 | 生垣・シンボルツリー |
高さ | 5~8m |
花期 | 4~5月 |
クリスマスホーリーの特徴
クリスマスホーリーの葉の長さは5~12cmです。ヒイラギと同様に棘がありますが、若い枝や木の下部につく葉に見られ、成長するにつれ棘は減って葉先のみが尖るという特徴があります。また、白く小さな花弁を4枚つけた花を咲かせます。4~5月が開花時期です。果実は6~10mmで赤く熟し、4個の種を含みます。
クリスマスホーリーの種類
クリスマスホーリーは、葉の棘が特徴であるがゆえに、日本のヒイラギやチャイニーズホーリーと混同されやすいです。ここではそれぞれの種類の特徴や棘のつき方などをご紹介します。それぞれの違いを確認していきましょう。
①ヒイラギ
ヒイラギはモクセイ科、モクセイ属に属する植物で、日本の節分に使われる植物です。特徴はするどい棘のある葉で、花期は11~12月、果実は暗紫色に変化します。西洋ヒイラギとは全く違うことがわかるでしょう。原産地は台湾と日本です。
②ヒイラギモチ
ヒイラギモチはクリスマスホーリーと同じ種類で、中国原産のモチノキ属です。花期や果実が赤いところは同じですが、棘はクリスマスホーリーと比べ若干多いです。ヒイラギモチは英名チャイニーズホーリー、シナヒイラギともいわれます。日本で一般的に販売されているクリスマスホーリーは、このヒイラギモチが多いです。
クリスマスホーリーの花言葉
クリスマスホーリーの花言葉は、「予見」「神を信じます」「清廉」です。このことから西洋ではクリスマスホーリーは聖なる木として人気があり、また魔除けの木としても扱われています。
花言葉の由来
花言葉には神を連想させるものが多いですが、これはヒイラギの木がキリストの足元から、初めて生えた植物とされていることが由来します。ヒイラギの棘はキリストの受難や苦悩を表し、赤い実はキリストが流した血を、また花の白さはキリストの生誕を表すといわれています。