ギョリュウバイとは
ギョリュウバイは、白色や赤色のかわいらしい花を咲かせる常緑低木で、庭木や花壇の寄せ植えだけでなく生垣としても利用されている植物です。オーストラリアやニュージーランドが原産のため、やや乾燥した環境を好み、花の蜜は「マヌカハニー」の原料にもなっています。そんなギョリュウバイの剪定などの仕立て方や栽培方法、花言葉や増やし方などをご紹介します。
ギョリュウバイの基本情報
科名 | フトモモ科 |
属名 | ギョリュウバイ属、ネズモドキ属、レプトスペルマム属 |
別名 | 御柳梅(ギョリュウバイ)、松紅梅(ショウコウバイ) 杜松擬(ネズモドキ)、マヌカ、ティーツリー ニュージーランドティーツリー、レプトスペルマム |
開花時期 | 11月〜6月 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
ギョリュウバイの特徴
ギョリュウバイは常緑低木に分類されるため、いつでも美しい葉を楽しめるのが魅力です。庭木として育てるだけでなく盆栽にしたり生垣にしたりと古くから親しまれています。開花時期は11月〜6月ととても長く、ピンク色や白色の梅に似たかわいらしい花を咲かせるのが特徴です。花が少なくなる季節に花壇に彩りを添えてくれる植物としても人気があります。
花の蜜が「マヌカハニー」の原料になる
美容や健康に効果的と言われている「マヌカハニー」は、ギョリュウバイの花から採取された蜜を使用しています。そのため別名で「マヌカ」や「マヌカの木」とも呼ばれているのが特徴です。マヌカハニーは通常のハチミツに比べて抗菌作用や殺菌作用が高く、風邪の改善やピロリ菌の撃退、ニキビの緩和などにも利用されています。
ギョリュウバイの名前の由来
ギョリュウバイは漢字で「御柳梅」と表記されます。「御柳」というのは中国が原産の落葉小高木です。ギョリュウバイの葉の形がこの「御柳」に似ていたためにつけられた名前で、花は「梅」に似ているので「御柳梅(ギョリュウバイ)」と名付けられました。
ギョリュウバイの花言葉
ギョリュウバイには「素朴な強さ」「華やいだ生活」「濃厚な愛」「蜜月」という花言葉がついています。「蜜月」とは「親密度の高い関係性」という意味で、ギョリュウバイの花がひしめきあって密集している様子が元となっている花言葉です。「濃厚な愛」や「華やいだ生活」という花言葉もギョリュウバイの咲き姿が元になっています。
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