アオムシの発生原因と対策!害虫としての生態や被害を受けやすい野菜は?

アオムシの発生原因と対策!害虫としての生態や被害を受けやすい野菜は?

作物を育てていてアオムシの対処に困ったという方は多いのではないでしょうか。せっかく育てた野菜が被害を受けると、どう対処すればいいか悩みますね。今回は、害虫としての対処方法や、どのような影響があるかなど、アオムシの生態や特徴も合わせながらご紹介いたいします。

記事の目次

  1. 1.アオムシの種類
  2. 2.アオムシが発生する原因
  3. 3.食害を防ぐさまざまな方法や対処法
  4. 4.薬剤を使いたくない場合の予防法
  5. 5.まとめ

葉裏をこまめにチェックする

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春になり、育てている野菜の周りに成虫が飛来し始めたら、葉裏をこまめにチェックするようにしましょう。フンの跡や、食害痕がみられたら薬剤を用意し噴霧します。葉裏に卵や幼虫を見つけたら、ピンセットや割りばしなどで取り除いてください。

防虫ネットを使う

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防虫ネットは、苗や種を植え付けてすぐ使用すると効果が高まります。チョウが飛来し始めてからの使用しても、すでに卵が付着している状態なので効果が薄れてしまいます。育てている野菜と、アオムシの種類によって適しているネットの目の大きさは異なりますので、育てる野菜に合った防虫ネットを選びましょう。

薬剤を使う

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モンシロチョウとコナガの幼虫であれば、カーバメイト系の薬剤に効果があえります。作物に散布する薬剤は800種以上あるので、野菜の種類と付いているアオムシの特徴に合わせて適量を散布しましょう。葉裏の卵が孵化し、幼虫を見つけたら散布するようにすると食害が大きくなることを防げます。

クロメンガタスズメの幼虫に有効な方法

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クロメンガタスズメなど、スズメガ科の幼虫はあまり発生すことがないので、薬剤よりもこまめに葉をチェックして、捕殺することが有効です。また食害が進むことが早いので、薬剤をまく時も、幼虫が小さい段階で散布することが要になってきます。

有機野菜を育てたい場合に向いている薬剤

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有機野菜を育てたいのであれば、天然成分の薬剤がよいでしょう。幅広い品種に対応しており、モンシロチョウのアオムシだけでなく、コナガ、ヨウトウ虫など対応可能な害虫が多いことも特徴です。

薬剤を使いたくない場合の予防法

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さまざまな理由で、薬剤を使わずに野菜や作物を育てたいという方もいらっしゃると思います。防虫ネットをかけることも、薬剤を使わずに野菜を害虫から守る方法の一つですが、他にもいくつかの方法を紹介いたします。

益虫で野菜を守る

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育てている野菜には、害虫だけでなく益虫が存在します。益虫は、害虫を食べてくれることで野菜など作物を守る働きを果たしてくれますよ。テントウムシ、蜘蛛、トンボ、ミミズ、ハチ、カエルなどが益虫といわれています。

おすすめの共存作物①マリーゴールド

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野菜のそばに害虫効果のある植物を植えて害虫を予防することを、共存作物といいます。マリーゴールドは葉の香りで害虫を寄せず、根のからは土の中の線虫という害虫を追い払う成分を出しています。アブラナ科やナス科の植物のそばに植えると、効果を発揮しますよ。

おすすめの共存作物②キク科の野菜

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アブラナ科の野菜のそばにキク科の野菜を植えることで、害虫を防ぐ方法があります。これはアブラナ科の葉につく害虫が、キク科の成分を嫌い、キク科の野菜につく害虫が、アブラナ科の成分を嫌うためです。両方の作物にとって効果がある組み合わせです。キク科の野菜としては、レタスなどが良いでしょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。春から夏にかけてさまざま作物が育ち、生命活動が盛んな季節ですが、害虫の被害は最小限にとどめたいものですね。知恵をしぼって、大切な野菜が立派に育った姿を想像しながら、アオムシ対策を考えていきましょう。

はなねこ
ライター

はなねこ

動植物が大好き。お花を見るときが幸せな時間♪

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