カメムシの効果的な予防方法
毎年のようにカメムシに悩まされる場所ではしっかりとした予防が大切です。駆除と同様に殺虫成分を使う方法と使わない方法があるので、うまく使い分けましょう。
効果的な予防方法①殺虫剤
ムシクリンは駆除と予防の両方に使える殺虫剤です。カメムシが集まる場所にスプレーしておくと、1~2週間程度効果が持続します。ただし強力な殺虫成分のため、小さなお子様やペットのいる家庭では使用に注意が必要です。
効果的な予防方法②忌避剤
忌避剤には殺虫効果はありませんが、カメムシを寄せ付けない効果があります。「カメムシいやよ~」は洗濯物に集まるカメムシ予防に人気の製品です。効果は2か月ほど持続します。
効果的な予防方法③ハッカ油
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カメムシにはミント系のハーブの香りを嫌うという生態があります。そのため消毒用エタノールにハッカ油を混ぜたものをスプレーしておけば、カメムシ予防に効果が期待できます。また洗濯する際にハッカ油を2~3滴入れて洗えば、カメムシがつきにくくなります。
効果的な予防方法④隙間テープ
カメムシの室内への侵入を物理的に防ぐには、隙間テープが効果的です。安全性の高い方法なのですぐに始められます。
カメムシの種類
カメムシにはとても多くの種類がいますが、すべての種類が人家近くに集まってくるわけではありません。特に見かけることが多い種類をいくつかご紹介します。
カメムシの種類①クサギカメムシ
本州では非常にポピュラーなカメムシです。洗濯物についたり室内に侵入したりするのもほとんどこの種類です。またマメ科の植物や果物に被害を与えます。色は茶色で、大きさは15mm程度です。
カメムシの種類②マルカメムシ
大きさは5mmほどで、艶のある茶色の丸い体が特徴です。北海道以外の日本各地に生息しています。普段から集団でいることの多い種類で、特に冬眠前には人家の近くで大集団をつくることがあります。
カメムシの種類③アオクサカメムシ
夏に野菜や果物、イネなど多くの作物に被害を与えます。色は緑色が基本ですが、茶色っぽいものや黄色のものなど個体によってバリエーションがあります。大きさは15mmほどです。
カメムシの種類④スコットカメムシ
日本全国に広く分布していますが、特に北海道で大量発生することの多いカメムシです。大きさは10mm程度で、色は暗い茶色や、青銅のような光沢のある茶色です。
まとめ
カメムシが大量発生する根本的な原因は、カメムシ自身の生命力や繁殖力の強さにあるといえるかもしれません。完全に駆除することは難しいですが、カメムシの生態を理解したうえで上手に対策をすれば、被害を大幅に減らすことはできるでしょう。