ベランダビオトープの作り方
ベランダビオトープの作り方①水の準備
水道水をバケツに汲み、日の当たる屋外に4~5日野ざらしにして水道水の塩素を抜きます。今回はベランダに置いておけばよいでしょう。ミジンコや水草をバケツに入れておくのもおすすめです。ビオトープが完成したら、たし水の用意として常にバケツ一杯の水を汲み置きましょう。
ベランダビオトープの作り方②底床材を入れる
底床材(ていしょうざい)はビオトープの底に入れる土や砂のことです。魚のふんを濾過するバクテリアが定着する底床材はビオトープの大切な資材です。具体的には、赤玉土を5cmほど底に敷くと、ビオトープ内が自然に近い環境となります。市販の「水生植物の土」は赤玉土や麦飯石をミックスしてありますから、初心者の方におすすめです。
ベランダビオトープの作り方③水草や石を入れる
水草を底土に植えていきます。前景に背丈の低い植物、後景に背の高い植物を植えるのが基本です。細かい場所に植え付けるときは、ピンセットを使うと疲れません。ごろた石を置くと立体的なビオトープになります。
ベランダビオトープの作り方④メダカの水合わせ
汲み置いた水を静かにビオトープ内に満たします。販売店から購入したメダカをいきなり新しいビオトープに放つと、水質や水温が一気に変わって生存率が低くなることがあります。メダカの飼育適温は18~28℃です。購入したメダカが入っているビニール袋を1時間ほどビオトープに浮かべて「水合わせ」をしましょう。
ベランダビオトープの作り方④メダカの投入
ビオトープとメダカの袋の水温が同じくらいになったら、ビニール袋内から半分水を捨てて、同量のビオトープの水を加えます。10分程度様子を見てメダカが新たな水に慣れたようであれば、ビオトープ内に放流します。ビニール袋の水をビオトープ内に混ぜないことがポイントです。
ボタ爺
園芸用プランターを使ったビオトープの作り方
ビオトープは発泡スチロールだけでなく、園芸用プランターでもまるで池のように作れます。ビオトープ作りの楽しさがこの動画から伝わってきますので、ぜひご覧くださいね。
まとめ
初心者の方でもベランダで楽しめるビオトープの必要資材や立ち上げ手順をお伝えしました。ビオトープはどなたでも作れます。可愛いメダカが泳ぐのを見るのは癒しの時間となるでしょう。初心者の方でも、手軽に手に入る発泡スチロールの容器からビオトープ作りをスタートしてみてはいかがでしょうか。
水合わせの方法は1つではない。経験者の話を聞いたり、自分でも経験を重ねたりすることが大事じゃ。