ベランダビオトープの基本資材
ベランダでビオトープを作るのに必要な資材を解説します。容器や底床材(ていしょうざい)をはじめ、水生植物や生物について順を追って説明しますので、ビオトープづくりにお役立てください。
ビオトープの容器
初心者の方におすすめしたいビオトープ容器が発砲スチロールの容器です。温度の影響をほとんど受けない発泡スチロールは、軽くて安いというメリットがあります。初心者の方は、発泡スチロールの容器から始めてみましょう。
ボタニ子
ボタ爺
発砲スチロールの98%は空気での、成分は炭素と水素じゃから有害物質は含んでおらん。何より耐水性が高いというメリットがあるのじゃ。
容器の形
角型はベランダの一角に納まり、箱庭に見立てて前景から後景まで奥行きのあるレイアウトを楽しめます。一方丸型で深さのある容器は豊富な水量で、水換え後の変化が少ないメリットがあります。ベランダ環境やお好みに合わせて選びましょう。
底床材
ビオトープ内では生物の排泄物を浄化するのにバクテリアの存在が欠かせません。ビオトープの底床材(ていしょうざい)として、多孔質な赤玉土を敷くと濾過バクテリアが定着しやすく、水換え頻度を減らせます。手ごろな価格で簡単に手に入ります。
石や流木
ベランダビオトープ内を立体的に仕上げたいときに、底床材を盛り上げて石で囲むと安定します。石を置くことで、ビオトープ内にナチュラル感をプラスできますよ。流木は小さい魚の隠れ場所になり、ビオトープ内の水草の緑色が映えて自然味が増します。
水生植物
ベランダビオトープの景観を作るのが水生植物で、すぐ襲われてしまう小さい魚の隠れ家にもなります。前景にはホテイアオイのような浮草を、後景には背の高いミズトクサ、沈水植物には定番で成長の早いアナカリスなどがおすすめです。発砲スチロールのビオトープだとは思えないくらい素敵になりますよ。
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参考価格: 1,744円
水生生物
ビオトープに向く水生生物は、日本原産で川や池などの淡水で生息するメダカが定番です。定番のヒメダカの他、金魚のような色合の楊貴妃メダカや三色メダカなどがあります。その他ヌマエビやどじょうもベランダビオトープに向いています。
地域ごとにメダカがわずかずつ異なるため、購入したメダカを放流すると地域メダカが絶滅する危険性があります。放流しないようにしましょう。
ボタ爺
次はビオトープの作り方を教えよう!
発砲スチロールの箱なら、気軽にビオトープに挑戦できそうです!