ヤブコウジの花について
ヤブコウジは赤い実が印象的ですが、夏が近づくとかわいらしい花を咲かせます。その花はどんな色をしているのでしょうか?開花の時期など、ヤブコウジの花にまつわる情報を紹介していきます。
夏にちいさな花が咲く
ヤブコウジの開花時期は7月頃で、8月にピークを迎えます。白い花びらが特徴ですが、ピンク色の花を咲かせる品種もあります。花の大きさは6mm程度と小さく、下を向いて咲く姿がなんともかわいらしいですね。
赤い実はいつできる?
ヤブコウジは花が咲き終わる10月頃に実をつけ始めます。赤い実が代表的ですが、白い実をつけるものもあります。実の大きさは6mm程度で、実の中には種子が入っています。種を取り出して、植えてみるのもよいですね。
ボタニ子
ボタ爺
渋みがあるけどアセロラのような味がするともいわれているから、試してみると面白いかもね!
ヤブコウジの花言葉
おはようございます(^-^)/
— もも (@blumen8783) December 26, 2019
12/27誕生花、ヤブコウジ
花言葉、明日の幸福。
別名ジュウリョウ。花期は7〜8月。花の後は青い実を付け晩秋霜下りる頃にサクランボのような赤い実に変化します。可愛い男の子が生まれ子供の名前を付けようとする落語の寿限無の中の縁起物ヤブラコウジブラコウジはこの木♪ pic.twitter.com/KzpWx4LqV0
ヤブコウジには「明日の幸せ」や「豊満な愛」など、幸せな気分になれる花言葉がつけられています。この花言葉は、ヤブコウジが厄除けなどの縁起物だったこと、明治時代には高価で取引され、お金を呼ぶといわれていたことが由来とされています。
ボタニ子
12月27日、12月30日の誕生花でもあるんだって。幸せな気分で年が越せそうだね!
ヤブコウジの効能
ヤブコウジは漢方薬としての効能があるといわれています。ヤブコウジの別名として紹介した紫金牛(しきんぎゅう)は、薬名として用いられています。それではどんな効能があるのか、薬としてのヤブコウジを見ていきましょう。
風邪薬としての効能がある
ヤブコウジは藪柑子という漢字があてられていますが、生薬名には紫金牛(しきんぎゅう)という字があてられています。花の名前の面白いのはこういうところにあります。これを紐解いてゆくと大変面白い。東洋も西洋も自然の草花類を薬草類とも看做しました。自然から学びとった人間の知恵の一つです。 pic.twitter.com/QqRCaokJ6T
— jun.Y (@jhkk_j) January 9, 2017
ヤブコウジの根を乾燥させて煎じることで、風邪に効果があるといわれています。一日二回服用することで、気管支炎の改善によいとされています。
湿疹薬としての効能がある
冬の間 鳥に見つからず春を迎えたんだね。
— おこじょ (@okojyo4) March 13, 2016
ヤブコウジ pic.twitter.com/kD4cy2fiDR
ヤブコウジの草を水で煎じてできた汁を患部に塗ることで、湿疹薬としての効果があるといわれています。とくに子ども用の湿疹薬として用いられています。
ガンに効果がある?
仕事帰りの夕暮れ・里山
— シラネアオイ (@sirane_aoi) April 14, 2015
サクランボみたいなヤブコウジの赤い実 pic.twitter.com/OqmoTX4FSM
ヤブコウジに咳止めの効果があるという観点から、中国ではとくに肺ガンの治療薬として用いられることがあります。一日に60g程度を目安に煎じて使うことで、効果が期待できるといわれています。
薬としての注意点
漢方薬として効能が期待されるヤブコウジですが、服用にはいくつかの注意点があります。症状を改善しようと思うあまり大量に摂取してしまうと、腹痛や頭痛が起きる可能性があります。また民間療法は危険を伴う可能性もあります。正しく使うことで効能が発揮されるので、医師や薬剤師に相談して使用するのがおすすめですよ。
ボタニ子
続いてヤブコウジの品種と楽しみ方を紹介します。好みのヤブコウジが見つかったら、きれいに仕立てて楽しんでみてください。
赤い実はサクランボみたいでおいしそうに見えるけど、食べられないのかな?