防獣ネットの効果的な張り方
防獣ネットはただ設置するだけでは破られてしまったり、壊されてしまったりなど被害が増えてしまいます。効果的な張り方を覚えて害獣から大事な作物を守りましょう。
張り方①しっかり固定する
効果的に害獣の侵入を防ぐためには、しっかり防獣ネットを固定することが重要です。固定をきちんとしないと無理に入ってこようとする害獣の力に押し負けてしまいます。そのため少しの隙間もなくなるよう、固定バンドやUピン杭などを使って固定しましょう。
ボタニ子
ボタ爺
ペグや鉄パイプなどで固定するのもおすすめじゃな。
張り方②杭の間隔を狭めにする
杭の間隔を広めに打つと防獣ネットがたるんでしまうため、狭めに打ちましょう。フェンスや鉄柵であればたるみができませんが、防獣ネットは杭のない部分がたるんでしまうため注意が必要です。
ボタニ子
約30cm間隔くらいにすると野生動物の鼻が入る隙間もなくせるため安心ですよ。
張り方③余分にネットを垂らす
猪や鹿などは蹄に防獣ネットがからまるのを嫌がり、付近のエリアに近づかなくなります。防獣ネットは外側の地面に約30cmほど垂らして敷くようにしましょう。蹄に絡まるように工夫すると野生動物は飛び越えづらくなります。スカートネットという防獣ネットを用意すれば、より簡単に設置ができるのでおすすめです。
防獣ネットの種類
害獣対策としてネット柵がおすすめですが、ほかにもいろいろなタイプの防獣対策ができる柵があります。それぞれに特徴があり活用方法も変化するためどんな違いがあるのかチェックしてみましょう。
①ネット柵
ネット柵は低価格で広い範囲を害獣から守れ、初心者でも設置しやすく、杭とセットになっているなど使いやすいものが多くあります。フェンスなどと比較すると強度は少し下がりますが、家庭菜園や小さめの畑などには最適です。
作物に直接かけるタイプも
小さな畑や家庭菜園などに対応した直接かけられる防獣ネットなどもあります。直接かければ杭やピンなどが必要ないため、価格も安く済みお得です。鳥などの被害が多い場合は直接かける防獣ネットがおすすめです。
②電気柵
電気柵は動物に電気ショックを与え撃退する柵です。価格も高く設置や撤去も大変なので害獣の被害がひどい場合に活用しましょう。電気柵を設置したいけれど難しい場合は業者に依頼するなどの方法もあります。
③ワイヤー柵
ワイヤー柵は普通の網にワイヤーが交ぜられているため、簡単に破られません。普通のネット柵と比較すると価格が高めになりますが、作物を野生動物から確実に守りたい場合におすすめです。
④フェンス
フェンスは鉄でできているものが多く、設置すれば簡単には破られず害獣の侵入を強固に防げるでしょう。しかし自分で設置するのは大変ですし、時間もお金もかかってしまいます。さらに破られてしまうと修理にお金がかかるため、フェンスにする場合は害獣を特定し効果的と考えられる場合だけにしましょう。
防獣ネットを張って作物を効果的に守ろう
電気柵や鉄柵などで害獣対策をしてもよいのですが、動物を傷つけてしまう可能性があります。防獣ネットなら害獣の侵入を効率よく防ぎ、設置も簡単で価格も安くすむためおすすめです。張り方のポイントをおさえて害獣から大切な作物を守りましょう。
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特に地面とネットの間の隙間を探ることが多いため、ネット同士の隙間というよりは地面とネットの隙間をなくすように固定するのがおすすめですね。