ヒガンバナ属
ヒガンバナ
ヒガンバナの開花時期は秋のお彼岸の頃です。秋を感じさせてくれる花ですね。キツネノカミソリと違い、花が終わった後に葉が出てきます。ヒガンバナの真紅の花は美しいですが、不吉なイメージもある植物です。別名「死人花」「南無阿弥陀仏」「地獄花」などあり、毒性を含むことから名付けられたようです。
ナツズイセン
ナツズイセンはキツネノカミソリと同じように春に葉が出ます。その葉が水仙と似ており、夏に花が咲く植物です。中国原産で、葉が無く茎のみで、ユリに似たかわいいピンク色の花が咲くことから、別名「裸百合」と呼ばれています。
キツネノカミソリ類の群生地
キツネノカミソリが一面に広がっている観光スポットがあります。キツネノカミソリは自然分球と種で増えるので、群生しやすいです。オレンジのきれいな群生地に足を運んでみてください。
【キツネノカミソリ】泉自然公園(千葉県千葉市)
千葉県千葉市若葉区にある泉自然公園は、キツネノカミソリの群生地です。開花時期は7月末頃で、8月初め頃に見頃を迎えます。8月末頃までキツネノカミソリのきれいなオレンジの花を楽しめる公園です。この公園では季節ごとに、カタクリ、イチリンソウ、ヤマユリ等たくさんの野草を鑑賞できます。
【オオキツネノカミソリ】大栗山(愛知県豊田市)
愛知県豊田市の稲府町の大栗山は、オオキツネノカミソリの群生地、けやきの森です。8月中頃~9月始め頃には、オレンジのオオキツネノカミソリがカーペットのように一面に広がります。キツネノカミソリの花言葉は妖艶ですが、大ぶりなオオキツネノカミソリの花が咲いた群生は見事で、本当に妖(あやかし)が住んでいそうな空間になります。
【オオキツネノカミソリ】井原山(福岡県糸島市)
福岡県糸島市の井原山(標高983m)の中腹あたりには、オオキツネノカミソリが群生しています。オオキツネノカミソリのオレンジのじゅうたんが見られる、九州最大の群生地です。井原山は「花の名峰」として、春から秋にかけてたくさんの植物を観賞できます。
まとめ
キツネノカミソリは購入方法も手軽で、水の管理に注意すれば育てやすい植物です。また増やし方も簡単で、自然に分球し増えるのは嬉しいですね。花言葉である妖艶な魅力あるオレンジの花を庭に植えて楽しんでください。群生地に足を運び、一面の美しいキツネノカミソリをぜひ見てください。