サルココッカってどんな植物？その特徴や栽培・管理方法を簡単に紹介！

サルココッカはシンプルな育て方で元気に育つ、近年人気の庭木です。美しい花は、魅力的な甘い香りを漂わせますよ。まだ注目を浴び始めたばかりのサルココッカを庭に植えて、ワンランク上のガーデニングを楽しみましょう。

サルココッカは耐陰性にすぐれているため、日陰でもよく育ちます。樹高も40cm～80cm程度の低木で、庭木や花壇に利用されています。育て方や手入れがシンプルで、ガーデニング初心者にもおすすめの植物です。

サルココッカは直径およそ2cmの白い花を咲かせます。バラのような甘い香りが特徴です。サルココッカの実は鮮やかな赤い色で、2月～3月ごろになると鮮やかな赤からどんどん黒っぽく完熟していきます。開花時期に白い花と黒紫色の実を同時で観賞できます。

サルココッカには、「コンフサ」と「フミリス」という品種があります。ともに矮性（わいせい）で、一般的に流通しているサルココッカはコンフサです。フミリスとは見分け方が難しいですが、フミリスの方が早咲きで、葉がやや細長いです。

サルココッカは10月～4月ごろに植え付け（植え替え）をします。開花時期は2月～3月です。肥料を与える場合は2月と9月ごろが好ましく、樹高を高くしたい場合はしっかり時期を見て追肥しましょう。サルココッカは1年間で10cmほど生育するのため、剪定や刈り込みは気になったときに行う程度で大丈夫です。

サルココッカは庭植えでも、鉢植えでも育てられます。水やりは根付いたら庭植えは雨のみで、鉢植えは表面が乾いていたら水を与えます。半日陰～日陰の場所で育つため、鉢植えの場合は室内でも管理ができますが、室内より屋外で庭植えで育てることが一般的な植物です。

サルココッカは丈夫で、病気や害虫被害は少ないです。まれにハマキムシがつく場合があるため、見つけ次第駆除し、目立つようならスプレータイプの殺虫剤で対処しましょう。

サルココッカは、日当たりが悪くてもよく育ちます。病害虫の心配や難しい手入れなどもないことから、ガーデニング初心者に人気の庭木です。早春には甘い香りの花も咲き、花が咲き終えると鮮やかな赤い実も楽しめます。庭づくりに悩まれている方は、ぜひガーデニングの参考にしてくださいね。