スイカ(西瓜)育て方講座!甘く、大きく育てるための管理のコツは?

スイカ(西瓜)育て方講座!甘く、大きく育てるための管理のコツは?

夏の風物詩であるスイカ。家庭菜園でも育て方はそれほど難しくなく、初心者の方でも十分に育てられます。こちらでは、スイカの育て方について、苗作りから収穫までを詳しく解説しています。甘く大きく育てるコツも紹介していますので、参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.スイカの育て方①苗作り
  3. 3.スイカの育て方②土作り
  4. 4.スイカの育て方③苗の植え付け
  5. 5.スイカの育て方④日々の管理
  6. 6.スイカの育て方⑤収穫
  7. 7.まとめ

スイカの育て方④日々の管理

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甘くて美味しいスイカを育てるためには、日々の管理が欠かせません。こちらでは日々の管理の基本的なことから、甘く育てるポイントをご紹介していきます。

水やり

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スイカは水分が多すぎると、甘くなりません。そのため、畑で育てる場合は基本的に雨水だけで大丈夫です。あまりにも雨が降らず、葉がしおれてきた場合のみ水やりをしてください。プランターの場合は、土の量が限られているので水やりが必要です。土の表面が乾いて数日後にたっぷりと水やりをしましょう。

敷き藁

蔓が伸び始めたら、敷き藁をしましょう。敷き藁をすることにより、土の乾燥防止、泥跳ねによる病気の予防、実の保護、実割れ防止などのメリットがあります。蔓が伸びるのに合わせて、徐々に広い範囲に敷いてください。

整枝

蔓が伸びてきたらまず、親蔓を6節のところで摘芯します。伸びてきた子蔓を3~6残し、そこから伸びる孫蔓は、全て根元付近で剪定してしましょう。摘芯や剪定などの整枝をせずに伸ばしてしまうと実が多くなりすぎ、栄養が行き渡らなくなるので、大きくなりづらく、甘くなりません。

人工授粉

受粉はハチなどの昆虫が媒介してくれますが、確実に収穫するためには人工授粉しましょう。花が咲いたら雄花を摘み取り、花びらをとって雌花の柱頭に転がすように花粉をつけます。受粉が終わったら日付を記入したラベルをつけておくと収穫の目安になります。また、蔓が茂ってくると実の位置が分かりづらくなるので、目印の棒を立てておくと分かりやすいです。

追肥

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実の大きさがこぶし大になったら追肥として、化成肥料を1㎡あたり20~40g施しましょう。株元から50cm~1mほど離れた場所にまきます。マルチをしている場合は、棒で数か所の穴をあけてその穴から肥料を施してください。

スイカの育て方⑤収穫

実がなってから収穫するまでが長いスイカは、収穫のタイミングのタイミングは非常に大切になります。甘くて美味しいスイカを食べるためにも、日々観察をして収穫するタイミングをはかりましょう。

玉直し

実った実をそのままにしておくと、下側の部分に光が当たらず白くなってしまいます。そのため、収穫の1週間前に玉の向きを変える玉直しをしましょう。実をひっくり返して、光の当たっていない部分に光が当たるようにします。こうすることで、色づきがよくなるのはもちろんのこと、甘さも増して美味しくなります。

収穫の目安

種類にもよりますが、開花から30~50日ほどで収穫の時期を迎えます。種子や苗の購入時の袋やタグに記載されていますので、必ず確認をしておきましょう。また、収穫の適期になると、実の付け根にある巻きひげが枯れくるようになり、叩くと鈍い音がしますので目安にしてください。

収穫方法

収穫の適期を迎えたらいよいよ収穫です。ハサミで蔓から切り取って収穫しましょう。収穫したスイカは追熟しません。反対に日が経ってしまうとスカスカの触感になってしまいまうので、早めに食べてしまいましょう。雨が降った後などは数日程度保存すると中の水分が抜けて甘みが凝縮する場合もあります。

まとめ

スイカの育て方についてご紹介しました。スイカを甘く育てるポイントは整枝と過湿の防止です。整枝は難しく感じるかもしれませんが、1本1本行えば決して難しくありませんし、過湿もちょっとしたコツで簡単に防げます。家庭菜園で育て上げたスイカは、購入したものとは違った美味しさがあるはずです。ぜひスイカの栽培に挑戦してみてください。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

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