高枝切りバサミは高い木の剪定に便利
高枝切りバサミは、手の届かないような高い枝でも脚立に乗らずに剪定できて便利です。また樹形を整えるだけではなく、果樹の摘果や収穫にも使えます。ひとつあると重宝するでしょう。高枝切りバサミは種類によって使い勝手がそれぞれ違うため、自分にあったものを選ぶことが大切です。特に力が弱い女性や高齢者の方は、軽量なものや切れ味のよいものを選ぶことで、より快適に枝葉を剪定できますよ。
高枝切りバサミの種類
手動タイプ
手動タイプの高枝切りバサミは、手軽に使えるのが大きな特徴です。軽量なものが多いため、力の弱い高齢者や女性でも扱いやすいのも魅力といえるでしょう。一方で、手動タイプの裁断可能な枝の直径は10~12mm程度が多く、太い枝を切るのには向きません。しかし、手入れの手間もかからず気軽に使えるため、ひとつ持っておくと便利です。
グリップ式
グリップ式は、下部についているハンドルを握り、上部のハサミを動かして枝を切る種類の高枝切りバサミです。握るだけで剪定できるため、片手でも操作できます。細い枝葉を素早くカットするときにおすすめですよ。ただし、太い枝を切るときにかなりの力を要するのがデメリットです。
ハサミ式
ハサミ式は二股の柄をペンチのように開閉させて枝を裁断する高枝切りバサミです。軽量かつシンプルな構造で、手軽に使えます。てこの原理を利用し、少ない力でも太い枝を切りやすいのが特徴です。
ロープ式
ロープ式は、木の枝に先端のノコギリ部分を引っ掛け、下部のロープを引いて切断するタイプの高枝切りバサミです。グリップ式やハサミ式よりも力をかけずに太い枝が切りやすいため、女性や高齢者の方でも扱いやすいでしょう。
電動タイプ
電動タイプは、モーターの力を利用して、力を入れずに素早く枝を切れます。手動タイプよりも短時間で剪定可能で、庭木が多い家や生垣など手入れする場所が多い場合におすすめですよ。しかし、電動タイプはモーターを搭載しているぶん、やや重量があるのが難点です。充電する手間もかかるため、フルに充電した場合の稼働時間をチェックしておきましょう。
軽量で切れ味のいい高枝切りバサミのおすすめ5選
高枝切りバサミの扱いやすさを見極めるポイントは、軽量であること、力を入れずに切れることの2点です。重量感のあるものや力が必要になってしまうと、庭木の手入れの手間が面倒になってしまうでしょう。日常的に使うもののため、手軽に使いやすいものを選びたいですね。
おすすめ①ライトチョキダブルズームコンパクト150ZZ-2.8-6D(アルスコーポレーション)
ライトチョキダブルズームコンパクト 150ZZ-2.8-6D
参考価格: 5,364円
「ライトチョキダブルズームコンパクト」は、高品質の高枝切りバサミを作るメーカーのひとつ、アルスコーポレーションの高枝切りバサミです。片手で使えるグリップ式で890gと軽量のため、女性や高齢者でもラクラク扱えるでしょう。伸縮可能で、車のトランクにも収まるサイズ感が特徴です。収納場所にも困りません。キャッチ機能がついており、安全に作業できますよ。
軽量さ | ★★★★☆ |
---|---|
切れ味 | ★★★★☆ |
長さ | 1.3~2.8m |
---|---|
重量 | 890g |
様式 | グリップ式 |
特徴 | フッ素樹脂加工刃 |
おすすめ②ポールスリム2段式 アンビル刃(ムサシ)
ポールスリム2段式 アンビル刃 321
参考価格: 4,640円
「ポールスリム」はアンビル刃を採用し、切れ味のよさが特徴の高枝切りバサミです。製造メーカーのムサシはもともと刃物を扱う企業のため、園芸用の刃物の切れ味のよさは折り紙つきといえるでしょう。柄の部分は1.8~3mまで伸縮可能で、13段階の長さが選択できます。「幹からある程度離れても剪定ができる」と口コミでも人気のある商品です。
軽量さ | ★★★★☆ |
---|---|
切れ味 | ★★★★★ |
長さ | 1.8~3m |
---|---|
重量 | 860g |
様式 | グリップ式 |
特徴 | アンビル刃 |
おすすめ③カーボンチョキ 採収タイプ 160PCC-1.8D(アルスコーポレーション)
カーボンチョキ 採収タイプ 160PCC-1.8D
参考価格: 12,546円
「カーボンチョキ」は、435gという軽量さを実現したアルスコーポレーションの高枝切りバサミです。枝の切断目安は12mm以下と細い枝向きではありますが、軽くて疲れにくいため気軽に使いやすいのが魅力といえます。口コミでも「軽くて細かい作業ができる」「操作しやすい」と人気を集めています。見た目もシックなブラックで、スタイリッシュな点も嬉しいですね。
軽量さ | ★★★★★ |
---|---|
切れ味 | ★★★★☆ |
長さ | 1790mm |
---|---|
重量 | 435g |
仕様 | グリップ式 |
特徴 | キャッチ機能付き |
おすすめ④太枝スイスイ335(ムサシ)
太枝スイスイ335
参考価格: 6,429円
「太枝スイスイ」は、ロープ式の高枝切りバサミです。25mmまでの枝に対応しており、ロープを引くだけで太い枝でも簡単に剪定できますよ。専用のノコギリを取り付ければ、さらに太い枝にも対応でき、大きい庭木の剪定に重宝するでしょう。やや重量があるのが難点ですが、肩掛けベルトが付属しており負担の軽減に役立ちます。太い枝を剪定したいときなどにおすすめですよ。
軽量さ | ★★★☆☆ |
---|---|
切れ味 | ★★★★☆ |
長さ | 1.6~3.5m |
---|---|
重量 | 1.36kg |
仕様 | ロープ式 |
特徴 | フッ素樹脂刃 |
おすすめ⑤千吉 軽量伸縮高枝切鋏2段 SGLP-13(藤原産業)
千吉 軽量伸縮高枝切鋏2段 SGLP-13
参考価格: 3,322円
コスパに優れた、藤原産業「千吉」の高枝切りバサミもおすすめです。570gの軽量さに加え、97cmの短さまで伸縮可能なのが特徴です。下駄箱や傘立てにも収納でき、置き場所に困りません。幅を取らないサイズ感で口コミでも「収納しやすい」「ちょうどいいサイズ」と人気です。裁断目安は15mmですが、専用のノコギリ刃を取り付ければさらに太い枝でも対応可能です。手軽に手に取りやすい価格帯も魅力的のひとつといえるでしょう。
軽量さ | ★★★★★ |
---|---|
切れ味 | ★★★☆☆ |
長さ | 0.97~1.45m |
---|---|
重量 | 570g |
仕様 | グリップ式 |
特徴 | キャッチ機能付き |
高枝切りバサミの選び方
選び方①重量
高枝切りバサミを選ぶときは、総重量も要チェックです。高枝切りバサミは作業時に腕の高さよりも上に持ち上げて使用します。そのため重すぎると腕が疲労し、作業効率の低下につながってしまうでしょう。特に女性や高齢者の方が使用する場合は、重量が1kg前後の軽量タイプの高枝切りバサミを選びましょう。
選び方②長さ
高枝切りバサミがどのくらいの高さまで対応可能かをチェックするのも大切です。高枝切りバサミの長さが剪定したい枝に届かなければ意味がありません。しかし、長すぎると扱いが難しくなり、作業効率の悪化に繋がります。長さが変更できるタイプもあるため、迷ったら調節できるものを選ぶとよいでしょう。
選び方③機能
高枝切りバサミには、さまざまな機能がついている種類もあります。用途にあわせて使い分けられるため便利ですよ。
ノコギリに付け替えられれば太い枝に対応できる
手動式の高枝切りバサミには、専用のノコギリ刃がセットになっているものがあります。ハサミの先端にノコギリを取り付けられ、太い枝を切るときに便利です。状況に応じて使い分けできるため重宝するでしょう。
キャッチ機能付きは安全に作業できておすすめ
キャッチ機能とは、切断した枝を挟んだままにしておける機能のことです。頭の上に枝が落ちてくるといった不慮の事故を避けられ、より安全に剪定できますよ。また、果樹の収穫のときにも、実を落とさずに採取できて重宝するでしょう。
スプレー缶が取り付けられれば害虫対策も可能
高枝切りバサミにはスプレー缶が取り付け可能な種類もあります。柄にスプレーを取りつけて使用し、高い場所の害虫駆除に便利です。害虫被害が想定される庭木を育てたい場合は、このタイプも検討してみてはいかがでしょうか。
高枝切りバサミを使ってガーデニングを楽しもう
高枝切りバサミは、軽量で切れ味がよいものを使いましょう。せっかく庭木を育てていても、剪定しないとあっという間に見苦しくなってしまいます。手軽に使えるものを選べば自然に手入れも楽しくなり、ガーデニングをもっと満喫できるでしょう。人気のものや口コミなども参考にして、自分にあった高枝切りバサミを手に入れてくださいね。