剪定のタイミングとコツ
カルミアにとって重要な剪定ですが、いつでも切り戻したり摘蕾(てきらい)をしていいわけではなく、植物によって適した時期があります。では、カルミアはいつ剪定をおこなえばいいのでしょうか。
剪定に適した時期
切り戻しは花が終わったあとなるべく早くしましょう。時期的には6月ごろが目安です。摘蕾(てきらい)は蕾がつき始める秋ごろ、つまり10月〜2月ごろまでにしてください。
剪定の方法
ここでは切り戻しと摘蕾(てきらい)のしかたを詳しく説明します。コツをつかめば初心者のかたでも簡単にできるようになるので、ぜひ参考にしてください。
切り戻しの方法
枯れた枝や密集した枝は、根本から剪定バサミで切り落としてください。若い伸びすぎた枝も切り戻しましょう。風通しや通気性がよくなり、栄養がいき渡りやすくなることと、病害虫を予防することができます。太い切り口には「融合剤(ゆうごうざい)という薬剤を塗り、切り口からの雑菌の侵入などを防ぎましょう。
摘蕾(てきらい)の方法
摘蕾(てきらい)は全体的に花の量を見て、量が多いときに行います。全体のバランスが悪くならないように、切り取りたい蕾の房の下で切ってください。取りすぎて花が極端に少なくなることがないように、全体の花のバランスをみながら慎重におこないましょう。
カルミアの寄せ植え
カルミアは寄せ植えにすると、とても華やかさがプラスされ花壇などが明るくなります。植物にも相性がありますので、カルミアを主役にして一緒に植えられ、なおかつ初心者でも簡単に育てられる植物を紹介します。ぜひ寄せ植えにチャレンジしてみてください。
寄せ植え①ユーフォルビア
白いかすみ草のようなかわいさがあるユーフォルビアは、カルミアと相性のよい植物です。花の引き立て役としてとてもぴったりで、かわいさをプラスしてくれます。寄せ植えにはよく使われる植物です。
寄せ植え②エリゲロン
小さな菊のようなかわいらしさがあるエリゲロンも、カルミアと相性のよい植物です。成長が早いので庭植えでの寄せ植えが適しています。手をかけなくても育つので、初心者のかたにもおすすめです。
寄せ植え③ギボウシ
大きな葉が特徴的なギボウシは、シェードガーデンには定番の植物です。品種はいくつかありますが、耐寒性と耐暑性は強いので特別な管理は必要ありません。ラッパ型の存在感のある花を咲かせ、花壇を彩ります。
寄せ植え④ヒメイワダレソウ
地面を這うようにして広がっていくヒメイワダレソウですが、病害虫にも強くよくグランドカバーに選ばれる植物でもあります。成長が早く、一度植えるとどこまででも根を張って広がっていきます。ある程度場所を決めて植えるといいでしょう。白い小さな花をたくさん咲かせます。管理も特に難しくないので初心者のかたにおすすめです。
まとめ
カルミアの育て方のほかに植え替えや切り戻しなどの剪定のタイミングを紹介しました。少しポイントをおさえるだけで初心者のかたにも育てられる植物です。なによりかわいらしい蕾と華やかな花がとても魅力的な植物ですので、ぜひ育ててみてください。
出典:写真AC