置き場
子宝草の子株は強い湿度や過度な水分を嫌います。そのため、風通しのよく日当たりのよい場所に置くと、大きく成長する確率が高いです。じめじめとした場所だと植木鉢の中に水分がたまってしまい、その水が腐ってしまうことがあります。そうなってしまうと根から栄養が吸収できずに本体まで腐ってしまうので、極力風通しのよい場所に置いてください。
子株が増えやすくなる
子宝草は文字通り子株をたくさんつけ、子株がさらに小さな子株をつけることもあります。子株の数は本体の状態がよいかどうかに影響され、適切な環境で育っていると30ほどの子株をつけることも多いです。ですが日陰や強い日光の当たる場所においてあると、子株もあまり育たず5つほどしかつきません。
用土
増やした子株は根が出ていないので土の中から栄養を摂取できず、場合によってはそのまま枯れてしまうこともあります。そうならないために、子株を植えるときには少量の腐葉土を混ぜるようにしましょう。ゆっくりと栄養が浸透するので栄養過多にならず、安全に育てていくことができます。
加えるとよい用土
栄養のたくさんある用土は、腐葉土だけではありません。排水性に優れる「鹿沼土」などはとても簡単にあつかうことができます。他にも関東地方の用土である「赤玉土」は、子宝草に向いている植物です。通気性に優れていますが保水性もあり、風通しのよい場所を好む子宝草にはぴったりの用土です。
肥料
植えた直後の子株は不安定な状態なので、少量の肥料をやるとよく育ってくれます。使う肥料は即効性のものではなく、感光性の肥料を使うとよいでしょう。するとゆっくりと栄養が土に浸透していき、子株の小さな根でも簡単に栄養を吸収することができます。
向いている肥料
緩効性肥料といってもたくさんの種類があります。固形状タイプや液状タイプがありますが、子宝草にはじわじわ浸透していく液状タイプがよいです。100円ショップや園芸店などでも簡単に購入でき、また開封してすぐに使うことができます。
水やり
子株を植えた日から1週間ほどは水をやらず、断水するようにしましょう。切り口から根が出ている場合は水をやっても大丈夫ですが、切り口がまだふさがっていないときに水をやると腐ってしまいます。子宝草は葉に水分や栄養を貯める多肉植物の一種なので、1度腐ってしまうと取り返しがつきません。
まとめ
子宝草は縁起もよく、あまり手がかからず簡単に増やせる植物です。大きくなるときれいに子株が並んでいるところも見られるので、ぜひ上手に育ててたくさん増やしてみてください。