マダガスカルジャスミンの仕立て方
マダガスカルジャスミンは剪定後しばらく経過したら植え替えをします。今までより一回り大きな鉢に移しておきしましょう。その理由は、葉やつるの部分は上へ伸びていきますが、根もその分発達します。そのため狭い鉢に中で根がいっぱいになると腐ってしまうからです。
植え替えや仕立て方に必要なもの
マダガスカルジャスミンは1〜2年に1回の植え替えをおすすめします。5月~7月は開花するため、4月中までにその作業を終えておきましょう。準備にはワンサイズ以上大きい植木鉢、培養土、鉢底ネット、鉢底石、麻ひも、あんどん仕立て用の支柱を揃えておきます。 「あんどん仕立て」とは、つるが巻きつく仕掛けの支柱のことです。つるが上に伸びていくのをフォローします。
植え替えの手順
植え替え方の手順は、新しい鉢にネットと底石を敷いてある程度培養土を入れて用意しておきます。そこに抜いたマダガスカルジャスミンをそっと植え付けるだけです。ただしつるや根をやさしく扱わないと傷んでしまいますので、抜くときは丁寧に行いましょう。あとは新しいあんどん仕立てにつるを誘引させて巻きつけ麻ひもで軽く結んで完了です。
マダガスカルジャスミンの挿し木する時期と方法
マダガスカルジャスミンを増やす方法として、「挿し木」が最もやり易い方法です。時期は5月~9月までの間で、切った個所から根が出て新しい苗に代わってくれます。ただし開花時期ともダブるので、せっかく育ったつるを切るのが惜しいという方は、時期をずらして花が咲き終わった9月に行ってもよいでしょう。
挿し木の手順
マダガスカルジャスミンの挿し木は、まず新しいつるをカットして水を入れたバケツに切り口を半日くらい浸けます。これは切り口から出る毒抜きのためです。そして培養土を育苗ポットなど小さな鉢に入れておき、そこへ切ったつるの1/3ほどを挿します。葉っぱを輪ゴムでゆるくまとめれば完了です。半日陰に置いて水やりをすれば1ヶ月ほどで根が確認できます。成長したら大きな鉢に植え替えましょう。
まとめ
いつも白く小さな花を咲かせ、人々へ清潔感を与えてくれるマダガスカルジャスミンです。1つ飾られているだけでも微笑ましい空間が楽しめます。また緑色の葉は通年茂っていることから観葉植物として満喫できるのがメリットです。どのようなお部屋にもマッチしておすすめできます。