エバーフレッシュの特徴
南国風のインテリアとしても人気のエバーフレッシュは、元気よく広がる無数の葉が魅力の観葉植物ですが、あまり知られていない特徴もあります。
明るい場所が好き
1年中温暖な熱帯地域が原産の植物なので、基本的に明るい場所が好きです。耐陰性もあるので、直接日光があたらなくても明るい日陰であれば育ちます。
長時間日陰に置くと枯れる
日陰でも育てることはできますが、本来は明るい場所が好きな植物なので、長時間日のあたらない日陰に置いていると落葉し枯れてしまいます。
夜は葉が閉じる
昼間は元気いっぱいに葉を広げるエバーフレッシュですが、夜になると自然に葉が閉じます。このように夜になると葉が閉じる不思議な行動は「就眠運動」と呼ばれ、エバーフレッシュのほかにネムノキ類の植物でも見られる行動です。
黄色い花が咲く
無数の小さな葉を一生懸命開く姿に癒される人が多いですが、エバーフレッシュは生育期の4月~9月に開花時期を迎えます。ふわふわとした黄色い花を咲かせますが、葉と違って花は夜でも咲いているので、葉が開いているときと葉が閉じているときで花の印象が変わる点も見どころの1つです。
赤い実
花が咲き終わったエバーフレッシュには、色鮮やかな赤色の実がつきます。マメ科に属する植物なので、実の形はマメ科植物にそっくりです。なお和名「アカサヤネムノキ」は、真っ赤な実の色からつけられたといわれています。
エバーフレッシュの植え替え準備
植え替えは植物にとってストレスになります。そこで少しでもストレスをかけずに植え替えするために、準備すべきことをまとめました。
①用土
たっぷりの水と栄養が成長に必要な植物なので、用土には栄養分が豊富に含まれた腐葉土を使います。ただし腐葉土だけだと吸水性が高く根腐れの原因になるので、根腐れ防止のために通気性のよい土をブレンドするのがポイントです。
②肥料
植え替え時の肥料は、準備した用土に肥料をブレンドする方法がおすすめです。初めての植え替えなら培養土入りの観葉植物用土、オリジナルで準備する場合は、水はけのよい土や腐葉土に化成肥料を混ぜて準備するとよいでしょう。
追肥の時期
追肥の時期は生育期の春~秋なので、植え替えと追肥の時期が重なる場合は、植え替え用の用土に肥料を混ぜて追肥する方法がおすすめです。
ボタニ子
次ページから置き場所の確保について紹介します。