ステビアの育て方①時期
植え付けから開花までの時期
植え付け時期 | 4月〜5月 |
植え替え時期 | 4月〜5月 |
肥料の時期 | 5月〜9月 |
剪定の時期 | 4月〜5月、9月〜11月 |
花が咲く時期/開花時期 | 9月〜10月 |
収穫時期 | 7月〜11月 |
栽培スケジュールカレンダー
ステビアの育て方②栽培環境
栽培方法
プランター・鉢植え・露地
ステビアは、地植えでも鉢植えでも育てられます。地植えにする場合は、草丈が1mほどまで大きく成長するため、広いスペースを確保してから植え付けていきましょう。鉢植えの場合は、基本的には1つの鉢に1株ずつ植え付けます。プランターの場合は、株間を15cm〜20cmほど余裕をもって植え付けてください。
水耕栽培はできる?
ステビアは室内で水耕栽培でも育てられます。室内の優しく日光の差し込む場所で育てると、葉がやわらかくて甘味の強いステビアに育つのが特徴です。種から水耕栽培で育てる場合は、湿らせたスポンジに種まきしていきましょう。水は2日〜3日に1回は交換し、新しい水で育てて株を清潔に保つのがポイントです。
育てる場所
置き場所・日当たり/室内・屋外
ステビアは、適度に日光の当たる風通しのよい場所で管理してください。日光が全く当たらない場所で育てると、葉が黄色く変色したり、下葉から枯れ込んできたりするため注意しましょう。また、ステビアの葉は、屋外で日光をたっぷりと当てるとしっかりした葉に育ち、屋内などの半日陰で育てるとやわらかい葉に育つのが特徴です。
用土
ステビアは、水はけと水もちのよさを兼ね備えた用土で育てます。鉢植えで育てる場合は、市販されている「草花用培養土」や「ハーブ専用培養土」を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土の小粒と腐葉土をよく混ぜ込んだ用土を使用してください。
地植えにする場合の用土作りは?
ステビアを地植えで育てる場所が粘土質の場合は、腐葉土や川砂をたっぷりとすき込んで、排水性を高くしてから植え付けるのがポイントです。用土をしっかりと耕してふかふかの状態にしておくと、根が成長しやすくなり立派な株に育ちます。
ステビアの育て方③管理のポイント
水やり
ステビアを地植えで育てている場合は、降雨のみで十分なため、水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥しはじめたら、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをしてください。ステビアは乾燥が苦手なため、水切れを起こさないようにこまめに水やりをしながら管理しましょう。
肥料
ステビアは、植え付けの用土に元肥として、緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。その後は5月〜9月にかけて、追肥として油かすや鶏糞などの有機質肥料を施します。肥料をきちんと与えると、甘味の強いステビアが収穫できるのが特徴です。しかし、肥料を与えすぎは、肥料やけを起こして枯れる原因となるため注意しましょう。
ステビアの育て方④詳しい栽培方法
植え替え
ステビアを地植えで育てている場合は、植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために、2年〜3年に1回はひと回り大きな鉢に植え替えましょう。根を傷つけないように丁寧に掘り起こし、根が弱ったり腐ったりしている部分を取り除いてください。新しい用土に植え替えたらたっぷりと水やりをして、風通しのよい日陰で管理します。
収穫
ステビアの収穫は、草丈が20cm以上に伸びてくる7月〜11月に行います。育成期は、こまめに収穫すると次々と新芽が伸びてくるのが特徴です。11月に入ると、ステビアの葉が成熟して甘味が増すといわれています。ステビアの葉は乾燥保存しておくと長く保管できるため、根元から刈り取って風通しのよい場所に吊るしておきましょう。
冬越し
ステビアの耐寒性はやや弱く、寒さに当てると枯れ込んでくる恐れがあります。ステビアを鉢植えで育てている場合は、寒さをしのげる軒下や室内に取り込んでから冬越しさせてください。エアコンの風に長く当てると、葉が乾燥して枯れ込んでくるため注意が必要です。また、ステビアは冬に休眠期に入ります。水や肥料を少なめに施しましょう。
増やし方
挿し木
ステビアは、4月〜5月にかけて挿し木で増やしていきましょう。若くて健康に育っている部分を選び、先端から10cm〜15cmほどの長さで切り取ってください。切り口を水に挿して、たっぷりと水を吸わせるのがポイントです。水揚げしたら、赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、発根するまでは水切れを起こさないように管理します。
ステビアを育てて使ってみよう
ステビアは育て方が比較的簡単で、初心者でも気軽に栽培できる植物です。地植えでも鉢植えでも育てられますが、室内で水耕栽培するとやわらかい葉を収穫できます。収穫したステビアは生葉の状態で煮込めばシロップができ、乾燥させればハーブティーに利用できるのが魅力です。天然由来の甘味が楽しめるステビアを、ぜひ育てて味わってみてくださいね。
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出典:写真AC