ガクアジサイ(額紫陽花)とは?品種としての特徴や花言葉をご紹介!

ガクアジサイ(額紫陽花)とは?品種としての特徴や花言葉をご紹介!

額紫陽花は、梅雨の季節に彩りを与えてくれる魅力的な植物です。読み方は「ガクアジサイ」。非常に種類が多いアジサイの仲間全体の母種となる品種です。ガクアジサイはどんな特徴をもつ種類なのでしょうか。贈り物にされることも多いため、気になる花言葉もご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ガクアジサイ(額紫陽花)とは
  2. 2.ガクアジサイとアジサイの関係
  3. 3.ガクアジサイの品種としての特徴
  4. 4.ガクアジサイの姿の特徴
  5. 5.ガクアジサイの花言葉
  6. 6.まとめ

ガクアジサイの姿の特徴

ここからは、ガクアジサイの姿について、原種と園芸種に共通する一般的な特徴を解説していきます。春先の葉の芽吹き、梅雨をまたいで初夏から夏に咲く花、花後の実の状態などをじっくり観察すると、さまざまな表情を楽しめるでしょう。

花の特徴

Photo by ototadana

ガクアジサイの花期は初夏で、5月頃から梅雨をまたいで夏まで楽しめます。先に解説したアジサイ(ホンアジサイ)は、全ての花に装飾花をつけ球状になるので、その咲き方は「手まり咲き」といわれます。対して、ガクアジサイは額縁のように周囲にだけ装飾花をつけるので「額咲き」と呼ばれ、花房の形状も額のように平坦な傾向があります。

大きな花びらに見えるのは萼(がく)

花序全体を、一般的に「アジサイの花」と呼ぶことが多いですが、アジサイ全般において、花びらのように見える部分は、じつは萼(がく)にあたり、装飾花と呼ばれます。ガクアジサイでは、装飾花があるのは花序の周囲だけです。花序の中心部にあるのは、両性花という花そのものの集合です。

ガクアジサイの2種類の花

ガクアジサイには2種類の花が存在します。1つは、装飾花の中央にぽつんと一つある小花で、この花は結実しません。もう1つは花序全体の中央部分に密集した両性花で、花が終わると結実します。

葉の特徴

葉については、アジサイ全体の一般的な葉の特徴と共通です。2枚対生で、上下の対生葉は重ならない位置にあります。形は卵型に近く、先端が尖った鋸歯状です。表面には艶があり、斑が入る品種もあります。アジサイの葉は春先に芽吹き、秋には紅葉し、冬場は落葉します。

ガクアジサイの花言葉

Photo bypixel2013

春から夏にかけて、フラワーショップでさまざまな種類のガクアジサイを見かけますね。近年では母の日などに贈る花として人気が上昇しているようです。プレゼントするときのために、ガクアジサイやアジサイの花言葉をチェックしておきましょう。

ガクアジサイの花言葉は「謙虚」

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

アジサイの中で、ガクアジサイだけに特化した花言葉は「謙虚」です。「控えめ」「慎ましい」「素直」などの意味につながり、特に日本では美徳とされてきた言葉ですね。原種であるガクアジサイの、シンプルで素朴な雰囲気から生まれた花言葉のようです。

アジサイ全体の花言葉には要注意

Photo byA_Knop

一方でアジサイ全体の花言葉は、マイナスの意味をもつものが多いので注意しましょう。花の色が変わることに由来した「移り気」「浮気」といった花言葉が有名ですね。しかし最近では「家族の団らん」などポジティブな意味の花言葉も加わり、プレゼントやお祝い事のアレンジに使いやすくなっています。

まとめ

ガクアジサイは美しい額縁の中にたくさんの小花を詰め込んだ、魅力的な種類のアジサイですね。梅雨どきに原生地や名所を訪ねてみてはいかがでしょうか。また、春から初夏にかけて流通する鉢植えを育ててみるのも楽しいでしょう。耐寒性がある低木ですので、上手に管理すれば成長を見守りながら長く楽しめますよ。

koke_dama
ライター

koke_dama

見る人の心を癒やす植物の力。偉大ですね!

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