はじめに
ストロベリーキャンドルはその名の通り、いちごを思わせる姿の花穂をつける植物です。花の色も鮮やかなことから、ドライフラワーとしても人気があります。花壇の彩りや大鉢に寄せ植えにして、あなたも楽しんでみませんか?ストロベリーキャンドルの育て方についてご紹介します。
ストロベリーキャンドルとは?
ストロベリーキャンドルはマメ科の植物で、クローバーとも呼ばれるシロツメクサと同族の近縁種にあたります。葉の形はシロツメクサとよく似ていますが、シロツメクサのように白い紋がはいらないため見分けやすいです。そんなストロベリーキャンドルがどんな植物なのかまとめました。
ストロベリーキャンドルの基本情報
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草(本来は多年草) |
原産地 | ヨーロッパ |
草丈 | 20~50cm |
開花期 | 4~6月 |
花色 | 赤・白 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
ストロベリーキャンドルの特徴
ストロベリーキャンドルはそれなりに耐寒性がありますが、霜にあたると凍害や枯死の原因になります。一方で夏の高温多湿にも弱く、夏になると枯れてしまうことから、本来は多年草でありながら一年草として扱われる植物です。またマメ科の作物には連作を嫌うものも多くありますが、ストロベリーキャンドルには連作障害がないため、毎年同じ場所に植え付けができます。
寒さに当てないと花が咲かない?
霜にあたると凍害がでることがありますが、ストロベリーキャンドルは寒さに当てることで花を付ける性質を持っています。そのため冬の寒さにしっかり当てておかないと、開花期を迎えても花を咲かせないことがあるのです。
ストロベリーキャンドルはハーブの一種
ストロベリーキャンドルは、明治時代に家畜の飼料用のハーブとして輸入された植物です。自生地ではたんぱく質を豊富に含むハーブとして、飼料用に広く栽培されていますが、日本ではあまり普及しませんでした。現在では観賞用のほかに、マメ科特有の「根粒菌」による窒素分補充用の緑肥ハーブとして、畑などで栽培されることが多いです。
ストロベリーキャンドルの花言葉
ストロベリーキャンドルの花言葉
- 【花の形が由来】胸に火を灯す / きらめく愛 / 幸運を呼ぶ
- 【素朴さが由来】素朴な愛らしさ
- 【そのほかの花言葉】善良 / 私を思い出して / 人知れぬ恋
ストロベリーキャンドルは、赤く燃えるトーチを連想させる花姿から、数多くの花言葉が付きました。別名を「ストロベリートーチ」とも呼ばれるだけあって、炎や灯りを連想させる花言葉が多く見られます。一方でストロベリーキャンドルはもともと雑草ともいえる植物です。そんな雑草ならではと感じられる花言葉も付いています。
出典:写真AC