アルメリアの育て方
優しい色合いと可憐な花姿を持つアルメリアはどうやって育てればよいのでしょうか。ここではアルメリアの育て方について解説していきます。
育て方①栽培環境
日当たりのよい場所を好む
日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。乾燥に強いので、鉢植えでなく地植えでもOKです。もともと海岸沿いに自生していた植物なので、潮風にも強いのが特徴です。
暑さ・高湿度に弱い
冬の乾燥している時期に強い一方で、夏の暑さや高湿度は苦手な植物です。日当たりがよい場所を好み強い日差しにも強いのですが、暑さや蒸れが原因となって枯れてしまうことがあります。
育て方②肥料・追肥
植え付けのときは緩効性の肥料
植え付けする際は用土に緩効性の肥料を混ぜておくと、よく成長します。このときの肥料は置き肥でも液体肥料でもどちらでも構いません。
夏と冬は肥料を与えない
春と秋には追肥をしてください。春は成長する時期なので即効性の肥料が、秋は緩効性の肥料がおすすめです。やせた土地でも自生できる生命力の強い植物なので、たくさんあげなくてもOKです。あげすぎると根腐れしてしまうので、追肥のあげすぎには注意しましょう。夏と冬は成長速度が落ちる季節なので追肥の必要はありません。
育て方③用土
水はけのよい用土を使う
湿度に弱いという特徴があるので、水はけのよい用土を使用しましょう。鉢植えの場合は、川砂や赤土玉に腐葉土を混ぜ込んだ用土がおすすめです。地植えの場合も、腐葉土や川砂を混ぜて水はけをよくしておくと根腐れを防ぐことができます。山野草用の用土とは相性がよいので、山野草用の用土もおすすめです。
育て方④水やり
鉢植えのときの水やり
成長期である春のあいだは、用土が乾燥しはじめたらたっぷりと水やりをしてください。それ以外の季節は用土が乾いてから水やりをする程度にして、特に冬は少し乾燥気味にして育てます。
地植えのときの水やり
植え付けをしたあとは、乾燥させないように水やりを行ってください。植え付けの直後の乾燥にだけ注意をすれば、根付いた後は水やりをしなくてもOKです。
育て方⑤植え替え
2~3年に1度は植え替えを行う
株が大きく育って芽が密集すると蒸れやすくなります。蒸れに弱いという特徴があるので、1年に1度、最低でも2~3年に1度は植え替えをしてください。植え替えのときに株分けも同時に行うのがおすすめです。株分けについては増やし方のところで詳しくご紹介しているので、そちらを見てくださいね。
夏の植え替えは避ける
夏の暑い時期は成長が鈍るので、植え替えは避けましょう。成長期である春に植え替えをしてもよいですが、植え替えと同時に株分けもするのなら、涼しくなってくる9~11月ごろに行うのがおすすめです。
ボタ爺
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