ヒヤシンスとは?水耕栽培(水栽培)での育て方や開花後の管理方法を紹介!

ヒヤシンスとは?水耕栽培(水栽培)での育て方や開花後の管理方法を紹介!

春の訪れを告げる華やかで色とりどりのヒヤシンスを見ていると、とても楽しい気持ちになりますよね。コツさえ押さえれば誰でも簡単に水だけで、しかもお部屋の中で育てられるのをご存じですか?今回は育て方から球根の管理までしっかりご紹介します。

ヒヤシンスとはどんな花?

記事の目次

  1. 1.ヒヤシンスとはどんな花?
  2. 2.ヒヤシンスの花言葉と誕生花
  3. 3.ヒヤシンスの品種と選び方
  4. 4.ヒヤシンスの育て方
  5. 5.ヒヤシンスの育て方(鉢植え)
  6. 6.ヒヤシンスの育て方(地植え)
  7. 7.ヒヤシンスの育て方(水耕栽培)
  8. 8.ヒヤシンスの開花後の管理方法
  9. 9.まとめ
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春の季節の訪れを知らせてくれるヒヤシンスは、そもそもどのような植物だと思いますか?育てる植物の基本を知っていれば、育て方や管理方法も覚えやすくなります。特徴と合わせてご紹介します。

ヒヤシンスの基本情報

科名 ユリ科
属名 ヒヤシンス属
原産地 ギリシャ、シリア、小アジア
別名 ニシキユリ、ヒアシンス
草丈 50cm以下
植付時期 10月~12月
開花時期 3月~4月
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、青、紫

ヒヤシンスの特徴

ヒヤシンスの原産地は地中海沿岸付近

ヒヤシンスは地中海沿岸原産で、冬は寒く一定の降水があり、夏場は日本に入ってきたのは安政~文久年間(1854~1863)とされており、当時は黄水仙とも言われたようです。その後「飛信子(ひやしんす)」などの字が当てられ、一般に広まったのは大正時代中期以降といわれています。

ヒヤシンスの花の特徴

ヒヤシンスといえば、パッと目を引く豪華なお花という印象ですが、ユリ科特有の反り返った小花を穂状に付けて咲き、紫、ピンク、白、黄色など色とりどりで、八重咲の品種もあります。香りは甘く強いのが特徴です。

ヒヤシンスの毒性

ヒヤシンスには毒がある?

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とても華やかなヒヤシンスですが、ヒヤシンスの球根や花・葉・汁液には「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれています。シュウ酸カルシウムの結晶は針状に尖っており、接触すると炎症を起こしてかぶれたり痒くなってしまうことがあります。また、誤飲をすると嘔吐や下痢などのが出ることがあるので注意が必要です。ですので、球根を植え付け際には軍手を付けてお子様から離れた場所で作業していただくと安心です。

ペットを飼っている方は特に注意が必要

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また、猫や犬にとっては猛毒で、誤飲してしまうと胃腸障害や皮膚炎、最悪の場合は命に関わる事もあるので、ペットを飼っている方は特に注意が必要です。

ヒヤシンスの花言葉と誕生花

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色とりどりのお花が楽しめるヒヤシンスですが、ヒヤシンス全般の花言葉と、花の色による花言葉があります。

ヒヤシンス全般の花言葉

「スポーツ」「ゲーム」

ヒヤシンスには様々な花言葉がありますが、ギリシャ神話の伝説が由来とされています。
太陽神アポロンと西風神ゼヒュロスの二人から愛されていたヒュアキントスという少年がいました。ヒュアキントスは初めゼヒュロスと心を通わせていましたが、移り気なゼヒュロスより、次第にアポロンに心惹かれていきます。ある日アポロンとヒュアキントスが円盤投げを楽しんでいると、嫉妬したゼヒュロスは邪魔をしようと風を起こします。すると、円盤はヒュアキントスに当たってしまい、ヒュアキントスは死んでしまいます。大量に流れた血の跡に紫のヒヤシンスが咲いたと言われています。

ヒヤシンスの色による花言葉

紫のヒヤシンス 私は悲しい、悲しみ、初恋のひたむきさ、許して
青いヒヤシンス 変わらぬ愛、誠実
白いヒヤシンス 控えめな可愛らしさ、あなたのために祈ります
ピンクのヒヤシンス しとやかな可愛らしさ、ゲーム
赤いヒヤシンス 嫉妬、遊びの恋
黄色いヒヤシンス あなたとなら幸せ、勝負

このように、遊びや嫉妬などギリシャ神話に由来する花言葉が多いですが、色によってさまざまな花言葉がありますので、ヒヤシンスを送る際には、是非色による花言葉の違い確認されることをおすすめします。

ヒヤシンスの誕生花

1月2日(白)・1月4日(白)・1月7日(赤)・1月16日(黄)・1月26日(白)・2月7日・4月11日

ヒヤシンスの品種と選び方

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ヒヤシンスの品種

ヒヤシンスは一般的に、茎が一本の「ダッチヒヤシンス」というオランダで開発された品種が有名ですが、他にも茎が複数本生える「ローマンヒヤシンス」というフランスが原産の品種もあります。鉢植えや庭など土に植える場合はどちらの品種でも楽しめますが、水耕栽培を行う際には、ローマンヒヤシンスだと重みで容器が倒れてしまう事がある為、茎が一本の「ダッチヒヤシンス」を選ぶことをおすすめします。

球根の選び方

球根は次のようなものを選ぶと、花が咲かない・育たないなどのトラブルを防ぐことができ、豪華な花を楽しむことができます。

  • 傷が付いていたりカビが生えていない球根
  • 大きさは、より大きい球根
  • ずっしりと重く栄養が詰まった球根

ヒヤシンスの育て方

ヒヤシンスは球根から楽しめる

ヒヤシンスは、10月~11月頃に球根を植え付けて、翌年の3月~4月頃に開花時期を迎え、季節感のある美しい花が楽しめます。お庭やプランター、室内とさまざまな場所とシチュエーションで楽しむことが出来、栽培しやすい花です。しかし、土植えと水耕栽培では管理方法が異なる為、注意が必要です。管理方法や上手く楽しむやり方も併せてご紹介します。

ヒヤシンスの育て方(鉢植え)

Photo bystux

お好みの植木鉢やプランターでベランダや玄関で楽しめます。球根が出回る10月~11月頃に、お好みの植木鉢やプランターに草花用の培養土をいれ、球根を植え付け日当たりの良い場所に置きます。鉢やプランターの底に鉢底石を入れると、水はけ良く根腐れしにくくなります。

鉢の大きさ

鉢の大きさの目安は、5号鉢(直径15cm)に3球ほどですので、割と密集して植え付けても大丈夫です。その方が咲いた時によりゴージャスな花々を楽しめます。植える深さは、球根の頭が隠れる程度の浅植えにすることがポイントです。深く植えてしまうと、根が十分に張れず芽が出なかったり、うまく育たないことがあるので気を付けましょう。

水の量

水の量は、土の表面が乾いたら水やりをする程度で大丈夫です。草花用培養土には肥料が含まれており、また球根自体に栄養が蓄えられていますので、追肥は基本的に必要ないですが、開花時期を迎える3月~4月頃に芽が出たら花が咲くまでの間、1週間に1回位液肥をあげても良いです。

お手軽に楽しめる!芽出し球根

自分で土に植え付けるのも楽しいですが、もっとお手軽に楽しみたい、季節を逃し球根を買いそびれたという方におすすめなのが、12月~3月頃にかけてホームセンターや花屋さんで販売されている芽出し球根です。こちらは、すでに鉢植えにされた状態で販売されており、手頃な大きさ・価格の物が多く、そのままベランダや玄関先に置いておくだけで楽しめます。特に多く目にするのは、3球寄せ植えにされた5号鉢位の大きさのタイプで、開花時期を迎えると咲いた時の華やかさが印象的です。

ヒヤシンスの育て方(地植え)

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お庭でガーデニングをされるのがお好きな方におすすめなのは、地面に直接植えて他の草花とのコラボレーションを楽しめる地植えで楽しむ方法です。10月~11月頃、日当たりが良い場所に、あらかじめ元肥として緩効性肥料を混ぜて置き2週間ほど経ってから植え付けます。植えっぱなしに出来て、季節になると花が楽しめるのが地植えの魅力です。開花時期を迎える3月~4月頃には、お庭を華やかに彩ってくれます。

植え方のコツ

お庭の場合は、あまり近く植えすぎるとぶつかってしまったり倒れてしまう事があるので、球根の大きさの1.5個分以上空けると良いです。深さは、球根の頭が隠れる程度に浅く植えます。水の量は、基本的に地植えの場合は水やりが不要ですが、雨がなかなか降らない日が続き、地面が乾燥している際に地面が濡れる程度に水やりを行うと良いです。

地植えの注意点

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かわいらしいヒヤシンスは目につく場所に植えたくなりますが、先述した通り球根には毒が含まれていますので、ペットを飼っている方は散歩コース上には植えず、少し離れた安全な場所で楽しむのがおすすめです。

ヒヤシンスの育て方(水耕栽培)

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ヒヤシンスの水耕栽培って何?

ヒヤシンスを始め、球根植物は土に植えるのが一般的ですが、土を使わずに水だけで栽培する方法を水耕栽培といいます。室内でガラスやプラスチック製の容器に球根の下部のみが水に浸かる状態で育てます。透明な容器だとヒヤシンスの根を張っていく様子が観察でき、一日一日の変化や生命力を感じることが出来ます。室内で手軽に楽しめるので、近年人気の育て方です。

ヒヤシンスの水耕栽培の魅力

お洒落でインテリア性が高い水耕栽培の魅力

水耕栽培では、室内で根の様子を観察し、成長を見れるようにガラスやプラスチックの容器を使用します。ホームセンターや花屋さんなどで専用の容器が種類豊富に販売されており、球根を載せるだけの丁度良い大きさに作られています。また、球根と容器がセットになった状態で、すぐに始める方法もあります。

水耕栽培は室内で楽しめ、土を使用しないので衛生的で臭いも気にならずお洒落でインテリア性が高いので、お部屋のアクセントにもぴったりです。日に日に変化していくヒヤシンスがお部屋に飾ってあったら、暮らしが豊かになりますね。

様々な容器で楽しめる!

水耕栽培には容器が必要になりますが、ガラスだとインテリア性が高く、プラスチック製だと軽く、扱いやすいという点が特徴です。しかし、必ず専用の器を使用しなければいけないわけではないので、球根の下部のみ水に浸かって管理できる大きさの容器があれば、代用可能です。ジャムの空き瓶やカラフェなどお家にある容器を試してみたり、お気に入りの器を利用することで、より気分も高まるでしょう。

水耕栽培の方法

10月~12月頃球根とガラスかプラスチック製の容器を用意し、球根を容器に乗せ水を入れます。水の量は、球根の底の部分がぎりぎり浸かるくらいにします。根が出るまではその水の量を保ち、根が生えてきたら、根の先端が少し水に浸かる程度の水の量にすることで根が水を求めてしっかり伸びていきます。根が下まで伸びたら水の量を容器の半分~2/3程度に保つことで、根にしっかり酸素と水分が届き、球根が腐る心配がありません。

水耕栽培での管理のポイント

水やりの方法

Photo byujeans

衛生的に保てるよう、1週間に一度は水を交換するといいです。水を交換する際には、根を傷めないよう、球根を優しく持ち、器を傾けて水を捨て、その隙間から優しく水を注ぎ、水を入れ終えたらそっと球根を元に戻すようにすると失敗がありません。特に根が回ってくると根が切れやすいので、注意が必要です。ゼオライトなどの根腐れ防止剤を併用するやり方もあります。そうすると、より水を綺麗に保つことが出来ます。

管理場所

水耕栽培の場合、土での栽培に比べて生長が早くなりやすいので、11月~12月中旬までに用意し、根が出るまでは暗い場所で管理するか、容器を黒い紙かアルミホイルなどで覆い日光を遮って育てます。根が5cm位に伸びてきたら、日光の当たる室内の窓辺に移動します。また、花芽が伸びる時に日光の方に向かって曲がってしまうので、芽が出たら2日に1回ほど容器を回して花芽の向きが一定になるように気を付けます。もし曲がってしまったら、切り花として楽しんでもいいでしょう。

花が咲かない?育たない?そんな時は

水耕栽培の場合、室内で育てるので気温が高くなりやすく、温度変化があまりありません。しかし、土で植える場合は寒い時期に土の中で春を待ちますので、同様に寒い場所に置くことで、花が咲きやすくなります。球根を植え付ける前に1ヶ月程冷蔵庫に入れて置いたり、容器で育て始めの1ヶ月程段ボールなどで覆って玄関先などの外に置くなどして根が出るまでは寒さに当てると良いでしょう。その後室内の明るい場所で育てる方法だと、失敗が減ります。

水耕栽培では肥料は必要?

ヒヤシンスの水耕栽培では、球根に養分が蓄えられているので、基本的に肥料は不要ですが、ヒヤシンスの芽が出たら肥料を与えることでより元気に育ちます。その際に使用する肥料は、固形肥料ではなく、ハイポネックスなどの液体肥料が適しています。土での栽培と異なり、肥料分が外に流出しないので、普段の2倍以上に薄めて使用します。やり方としては、芽が出たら、開花するまで水を交換する際に一緒に入れると良いです。

ヒヤシンスの開花後の管理方法

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ヒヤシンスは球根なので、開花時期を終えた後に適切な管理をすることで、翌年以降も楽しむことができます。せっかく球根を購入したら、毎年季節になったら咲いてくれるのが理想ですよね。そこで、翌年以降もお花を楽しむ方法をご紹介します。

ヒヤシンスの水耕栽培は翌年咲かない?

ヒヤシンスは、土での栽培の場合は開花時期を終えた後に土から養分を吸い上げ、葉が枯れる頃には球根に栄養が届き来年にまた咲かせることができますが、水耕栽培では開花時期を終えた後にそのままにしておくと、翌年以降は花が咲きません。しかし、適切な管理方法を行う事で翌年以降も楽しむことができます。球根の再利用のやり方をご紹介します。

水耕栽培後は土に植えて球根を育てよう

水耕栽培で開花した球根は養分を使い切ってしまっているので、再び栄養を蓄える必要があります。開花時期を終えたら、土に植えます。やり方は、鉢や庭に花茎を切って球根が隠れる程度に土を被せます。日当たりの良い場所に植え、緩効性肥料を与えて葉を育てることで、球根にしっかり栄養が蓄えられます。

葉が枯れたら球根にしっかり栄養が届いているので球根を彫り上げ、根切りを行いカビを防ぐためにネットなどに入れ、風通しの良い日陰で保管します。10月~11月頃、植え付ける季節が来たら植え付けを行うと、翌年も楽しめます。

まとめ

Photo byJillWellington

ヒヤシンスは、水耕栽培を行うことで室内でも楽しめ、季節を感じさせてくれる華やかなお花です。植え付けの時期や開花時期、育て方を覚えておくと、街中で球根を見かけたらきっとチャレンジしたくなると思います。様々な楽しみ方ができるヒヤシンスですが、少しお洒落に、室内で育ててみるのはいかがでしょうか?

chiakiponny
ライター

chiakiponny

ガーデニングや家庭菜園が大好きな主婦

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