ラナンキュラスの花言葉とは？ピンク・赤・白・紫など色別にご紹介！

大輪の花を咲かせるラナンキュラスは、一輪でもとても豪華で見栄えがします。一重から八重咲き、色も豊富です。近年はオランダや日本で、新しい品種改良が盛んに行われています。華やかな咲き姿で、初春から春の季節にぴったりの花です。

学名の「Ranunculus（ラナンキュラス）」は、ラテン語の「rana （カエル）」 を語源としています。この属の多くが、カエルのたくさんいるような湿地を好んで育つことや、葉っぱの形がカエルの足に似ていることが名前の由来です。

ラナンキュラスの幾重にも重なる薄紙のような花弁は、華やかであると同時に繊細な印象を与えます。そのため、結婚式のブーケや卒業式のコサージュでもラナンキュラスは人気です。また花言葉は縁起のよいものや幸せを祈るものなど、お祝いのシーンで使いやすい素敵な言葉が多くあります。

ラナンキュラスの花がシルクのような心地よい肌触りと鮮やかな色彩であることが、これらの花言葉の由来です。また、ギリシャ神話に出てくる「ラナンキュラス」という青年の悲恋の話にも通じます。親友のために自らの恋を諦め、悲運の生涯を閉じた傍らに咲いていたのがラナンキュラスの花です。青年「ラナンキュラス」の人柄はとても誠実で魅力的であり、一途な想いは尊い光を放つようです。

ナンキュラスの花弁は100枚以上重なっています。この花弁が何枚も重なっている姿が、富が重なり豊かだと連想することが由来します。

早春に出回ることが多いため、縁起のよい花言葉がつけられました。結婚や出産、受験の合格を願う気持ちなど、激励やおめでとうを伝えるのにぴったりです。

「名声」「名誉」は、フランスのルイ9世が十字軍に加わり聖地エルサレム奪回の旅より国に帰るときに、母親のためにラナンキュラスを持ち帰ったことが由来とされています。

光を幾重にも優しく包み込んでいるようなピンクのラナンキュラス。ナチュラルでいながら存在感のある花姿に、「飾らない美しさ」の花言葉はぴったりですね。

品種名ガーネットのような真っ赤なラナンキュラスは、一輪でも豪華で華やかです。バラにも負けない堂々たる姿に、この花言葉がつけられたのでしょう。

白いラナンキュラスには、一点のけがれのない印象から「純潔」の花言葉がつけられています。ふんわりとした白いラナンキュラスの花弁は、まるでウェディングドレスのようです。幸せになることを象徴するウェディングブーケにも多く使われています。

高貴な色とされる紫の色をしたラナンキュラスは、大人のイメージを与えます。それでいて優しげであり、幸せを祈る年上の人の姿を連想する人もいるでしょう。

縁起のよい花言葉が多いラナンキュラスですが、オレンジ色の花言葉は意味深な印象をイメージさせます。「秘密を共有しましょう」という意味を含んで、オレンジ色のラナンキュラスを贈ってみるのも楽しいでしょう。

柔らかな黄色のラナンキュラスは、優しい心そのものです。心遣いを受けたときの感謝として、また気落ちしている人をそっと励ます意味を込めて贈ってみましょう。

緑色の花弁のラナンキュラスは、豪華なだけれなく珍しさも兼ね備えています。ユニークな緑のラナンキュラスには「お祝い」の花言葉がつけられました。「お祝い」の花言葉にふさわしく、お祝いシーンの花束に用いるのにおすすめです。おめでとうの言葉を添えて贈りましょう。

ラナンキュラスの花言葉は、素敵な意味を伝えるものばかりです。大輪の花一輪だけでも、複数の品種をとり合わせてブーケを作る場合でも、魅力的で華やかな印象を与えます。色別の花言葉を覚えて組み合わせを楽しんで、ラナンキュラスを贈ってみましょう。