金時草の育て方
金時草は非常に丈夫で、初心者の方でも育てやすい野菜です。一度植え付けてしまえば、暖かい時期は何度も収穫可能で、翌年の苗作りも簡単です。こちらでは、金時草の基本的な育て方について紹介していきます。
育て方①植え付け
金時草の苗の植え付け適期は5月~6月です。寒さは苦手のため、遅霜(おそじも:暖かくなってから降りる霜)の恐れがなくなってから植え付けをしましょう。株間は40cmほどあけて、あまり深く植えすぎないように注意をしてください。植え付け後は水をたっぷりかけて、根の活着を促します。
2年目以降は挿し芽で
1年目で収穫した脇芽を水挿しにすると、容易に発根します。発根した苗を育苗箱やポットに植えて、室内で育苗しましょう。室温が5℃を下回らない場所で管理し、翌年の苗にすると新たに購入する必要はありません。
育て方②追肥
毎月1回、化成肥料を1㎡あたり50gほどを追肥として施します。金時草は霜が降りる頃まで繰り返し収穫できるため、肥料を絶やさないようにするのが栽培のポイントです。株が大きくなってきたら、追肥と同時に土寄せをすると、倒伏するのが防げます。
育て方③水やり
金時草は乾燥に弱い野菜です。基本的には雨の水で充分ですが、晴れの日が続き、土が白く乾燥するようであれば水やりをしてください。あまり頻繁に水やりができない場合は、敷き藁をするか、マルチを張って乾燥防止を施しましょう。
育て方④収穫
草丈が20~30cmに成長すれば、いよいよ収穫です。茎の先端から20cmのところで指で折って収穫をしましょう。折れない場合茎が堅い証拠です。それより上の柔らかい部分を収穫してください。収穫後はまた脇芽が伸びてきます。地域によりますが、11月頃の霜が降り始める時期まで収穫し続けられます。