朝鮮人参の収穫
朝鮮人参の収穫までには4年~6年かかります。収穫時期は11月~12月です。葉色が黄色くなってきたら、根を傷つけないように注意しながら掘り起こしましょう。土を落としたら水洗いして、こまかいひげ根などを落とします。その後、数株を1束にまとめて吊るし、1ヶ月ほど天日干ししたり、それを85℃くらいの温度のお湯に10分ほどつけて、翌年の春まで日陰で乾燥させたりするのが一般的な加工方法です。
朝鮮人参の増やし方
朝鮮人参は収穫までに時間がかかります。難易度も高いのですが、上手に増やしながら栽培を成功させたいところです。一般的な増やし方は種を収穫する方法ですが、発芽させるのは難しいといわれています。とはいっても、せっかく収穫できる種なのでチャレンジしてみてくださいね。
種から増やす
種の採取方法
朝鮮人参は、栽培3年目から花後に果実をつけるようになり、そのなかには種子が2つ入っています。通常は根をしっかり成長させるために花を切り落としますが、果実がみのるまで残しておくと種を採取できます。
発芽させる方法
採取した果実のなかの種子のまわりについている果肉は、しっかり洗い流すことで発芽しやすくなります。そして、4か月ほど乾燥させないように土の中で保管する催芽処理をして、胚の発達をうながすことが必要です。そして秋に種をまき、冬越しすることで低温遭遇させましょう。
まとめ
古くから生薬としても利用されてきた朝鮮人参の育て方を紹介しました。収穫までには長い日数がかかりますが、栽培に成功したときは喜びもひとしおですよ。温度管理や日当たり、水やりの量などに気をつけながら栽培を楽しんでくださいね。