れんこんは生で食べても大丈夫?生での下処理方法や保存方法を紹介

れんこんは生で食べても大丈夫?生での下処理方法や保存方法を紹介

れんこんはさまざまな食べ方ができる野菜です。生でも食べられるのか疑問に思う人もいるでしょう。この記事では、れんこんは生で食べられるのかに加えて、下処理や保存方法、よりおいしくれんこんを味わうためのおすすめレシピを紹介します。

記事の目次

  1. 1.れんこんは生でも食べられる?
  2. 2.生のれんこんの下処理の方法
  3. 3.生のれんこんの保存方法
  4. 4.れんこんを味わうおすすめレシピ
  5. 5.生食は旬の時期のれんこんがおすすめ!

れんこんは生でも食べられる?

れんこんは生食できる

出典:写真AC

煮ても焼いてもおいしいれんこんは固くてあくもあるため、生食できないと思われがちですが、実は生食可能な野菜です。とくに旬の時期のれんこんは、柔らかくシャキシャキで生食に向いています。れんこんに含まれる栄養は水に溶けやすい特徴があるため、効率よく摂取するには生食がよいといわれています。

れんこんの旬は秋~冬

れんこんは秋~冬にかけてが旬です。早い地域では9月頃から収穫がはじまり、3月頃まで続きます。秋に収穫したれんこんは、あっさりした味わいですが、冬に収穫したれんこんは粘り気がでてきて、甘味が感じられます。

れんこんに毒はあるのか?

れんこんは毒を持たない植物なので、生食しても心配ありません。れんこんに毒があるという認識は、1984年に熊本県で起きた、からし蓮根による食中毒が原因です。れんこんは食物繊維が豊富に含まれているため、食べ過ぎると腹痛を起こす場合があります。体調がすぐれないときは、食べるのは控えましょう。

ボタ爺

ボタ爺

内蔵機能が未発達の子どもには、加熱したれんこんを少量食べさせるのがおすすめだよ。

食べられないれんこんの見分け方

れんこんの色は、本来は薄いベージュです。皮や穴の中まで黒いれんこんは、腐っている証拠です。また、ぬるぬるとしているれんこんも腐っているので、食べるのはやめましょう。

生のれんこんの下処理の方法

出典:写真AC

れんこんは皮がついたままでも食べられますが、固くて食感が悪く泥がついている可能性があることから、生食に限らず加熱調理する場合も調理前には皮をむくのがおすすめです。皮をむいた後は、あく抜きをしてから調理しましょう。

下処理その①皮のむき方

れんこんは、水洗いして泥をきれいに洗い流します。ピーラーや包丁で縦方向に皮をむいていきましょう。このとき、丸めたアルミホイルを使うのが裏技です。たわしのようにゴシゴシこすると、れんこんの皮がむけますよ。後片付けも楽で安全なので、料理が苦手な人にもおすすめの方法です。

下処理その②あくを抜く

れんこんのあく抜きは、酢水が効果的です。1Lの水に酢を小さじ2加えて5分ほど置いてください。水にさらすだけよりも短時間であく抜きができて、食感がよりシャキシャキになりますよ。皮をむいたれんこんは変色しやすいので、早めに酢水につけましょう。

酢がないときはどうする?

手元に酢がないときは、レモンで代用できます。レモンを使う場合は、1Lの水に対して小さじ1/3のレモン汁を加えてください。5分ほどであく抜きができますが、30分以上さらしておくと、より白色になり見た目がよくなりますよ。

生のれんこんの保存方法

保存方法①冷蔵庫

冷蔵庫で保存する場合は、2~3日を目安にしてください。れんこんは乾燥すると酸化して、味が落ちます。とくにカットされているれんこんは、ラップでしっかりくるんで、乾燥しないように気をつけましょう。

酢水につけるとよい

れんこんを冷蔵庫で保存するときは、酢水やレモンを加えた水につけておくと、保存と下ごしらえが同時にできます。しかし、長い間水につけておくとれんこんの栄養が流れ出てしまいます。水につけて保存したれんこんは、1~2日を目安に早めに食べ切りましょう。

保存方法②冷凍庫

冷凍庫では1か月近く保存が可能で、シャキシャキの食感をキープできます。れんこんの下ごしらえをして、保存袋に入れてしっかり空気を抜いてから、冷凍庫へ入れてください。いくつかのパターンにあらかじめカットしておくと、調理の時短にもなりますね。

自然解凍して使う

冷凍保存したれんこんを調理するときは、一度冷蔵庫に入れてゆっくり自然解凍します。常温で解凍すると、うまみや栄養が流れ出てしまうためおすすめしません。薄切りにしたれんこんは、凍ったまま調理すると、シャキシャキの食感が楽しめるでしょう。

保存方法③常温

泥がついていて節もつながった状態のれんこんは、常温保存が可能です。新聞紙で包んだあとダンボールに入れて、暗くて涼しい場所で保存しましょう。泥がついたまま保存することで、1週間くらいは日持ちします。気温と湿度が高くなる夏場は、腐りやすいので冷蔵庫で保存してください。

れんこんを味わうおすすめレシピ

レシピ①れんこんの酢の物

れんこんが主役の酢の物は、さっぱりした味が絶妙です。軽く湯通しすることで食感がよくなり、小さな子どもも安心して食べられるでしょう。酢の分量は、好みにあわせて調整してみてください。

 

材料
生蓮根(5cmくらいの長さ)1本
にんじん(なくても可)1/2本
きゅうり1本
すし酢大さじ2
ポン酢大さじ2
レモン汁数滴

作り方

  1. れんこんは、皮をむいて半月切りにする
  2. きゅうりは縦半分にカットしたあと、半月切りにする
  3. きゅうりの水気をしっかり切る
  4. にんじんは細かくスライスして、きゅうりとあわせておく
  5. 沸騰したお湯で1分ほど、れんこんを茹でる
  6. れんこんは温かいうちに、にんじん・きゅうりとあわせる
  7. すし酢、ポン酢、レモン汁をかけて混ぜ合わせる
  8. 1時間ほど、冷蔵庫に入れたら完成

レシピ②れんこんのサラダ

れんこんのしゃきしゃきの食感が楽しめるサラダは、旬の野菜や好きな野菜など、食材の組み合わせを変えることで幾通りものアレンジができます。ぜひ、皮つきれんこんのおいしさを味わってみましょう。

材料 (4人分)

れんこん150g
ブロッコリー1/4房
ハム4枚
豆(お好みのもの)50g
マカロニ1カップ
●マヨネーズ大4〜5
●塩少々
●こしょう少々

作り方

  1. 茹でたマカロニにオリーブオイルを回しかけておく
  2. れんこんは、皮ごと2~3mmのいちょう切りにする
  3. れんこんは、沸騰したお湯で3分ほど茹でる
  4. ブロッコリーは小さく分けて、湯通しする
  5. ハムはひと口大にカットする
  6. 豆を加えて、塩・こしょう・マヨネーズで味つけして完成

レシピ③れんこんのはさみ焼き

甘辛の味つけが絶妙なれんこんのはさみ焼きは、ご飯のおかずや酒の肴にぴったりのレシピです。肉が生焼けにならないように、しっかり火を通してくださいね。

材料 (2人分)

れんこん 200g
鶏ひき肉 150g
玉ねぎ ¼個
薄力粉大さじ 2
片栗粉大さじ 2
塩小さじ 1/4
めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ4
みりん 大さじ2
酒 大さじ1
菜種油 大さじ1

作り方

  1. 皮をむいたレンコンを5mmの厚さに輪切りする
  2. 玉ねぎをみじん切りにする
  3. 鶏ひき肉に片栗粉と塩、みじん切りにした玉ねぎを加えてよくこねる
  4. しっかりこねたら、10等分にする
  5. れんこんに片栗粉をまぶして、鶏ひき肉を挟む
  6. フライパンに油を引いて、4分ほど焼く
  7. 裏返して、さらに4分ほど焼く
  8. めんつゆ、みりん、酒を加えて強火にする
  9. れんこんを返しながらからめる
  10. 器に盛りつけたら完成

生食は旬の時期のれんこんがおすすめ!

フリー写真素材ぱくたそ

れんこんはしっかり下ごしらえをすることで生食でき、生焼けでも大丈夫です。旬のものは柔らかくて食べやすいので、ぜひ生食に挑戦してみてください。れんこんは食物繊維などの栄養を多く含んでいるので、食べ過ぎると腹痛を起こす可能性がありますが、とてもおいしい野菜ですよ。

れんこんのカロリーは高い?低い?おすすめの食べ方や注意点をご紹介!のイメージ
れんこんのカロリーは高い?低い?おすすめの食べ方や注意点をご紹介!
野菜というと「ヘルシーな食材」、という印象を受けませんか?根菜類であるれんこんは、本当にヘルシーな野菜なのでしょうか。いろいろな根菜類・葉菜類などと、カロリーを比べてみました。また、カロリーの他に、れんこんの栄養成分もまとめてみました。
ぺぺ
ライター

ぺぺ

ズボラ人間ですが、子育ての傍ら趣味でもあるガーデニングやDIYを楽しんでいます。日々、子どもと植物の成長を見守っています。

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