花筏(ハナイカダ)とは?特徴や育て方からおすすめの食べ方まで紹介!

花筏(ハナイカダ)とは?特徴や育て方からおすすめの食べ方まで紹介!

花筏(ハナイカダ)には葉の上に小さな花が咲くかわいらしい植物の名前で、花だけでなく実も非常に個性的な場所につくことで有名です。花筏は庭やプランターで育てられ、山菜としても食べられます。花筏の特徴や育て方、食べ方などをご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.花筏(ハナイカダ)とは
  2. 2.花筏(ハナイカダ)の特徴
  3. 3.花筏(ハナイカダ)の育て方
  4. 4.花筏(ハナイカダ)の食べ方
  5. 5.まとめ

花の特徴

花の時期は4~6月で、5mm程度の淡緑色の花を葉の中央に咲かせます。花筏は雌雄異株で、雄株では雄花が左のように数個集まって咲きます。雄花は花弁が3~4枚、雄しべは3~4本です。雌花は右のように1個つくのが普通ですが、2~3個つくこともあります。雌花の花弁は4枚で、雌しべの柱頭は4裂するのが特徴です。

実の特徴

実のなる時期は8~10月です。通常1個ですが、2~3個つくこともあります。果実は直径7~9mmの球形の液果です。中には種子が2~4個入っています。最初は緑色だった実が黒紫色に熟すと、甘みがあって食用できるようになり、野鳥や動物たちもこの実を好んで食べます。

ボタ爺

ボタ爺

見れば見るほど面白い植物じゃろう?花筏は庭やプランターでも栽培でき、植え替えや剪定などの育て方も簡単じゃ。

花筏(ハナイカダ)の育て方

出典:写真AC

花筏は地味な花ですが、葉の中央に花が咲き黒い実がなる性質が珍しく、人目を惹く植物のため、庭木としても使われます。葉色が淡緑色の品種や斑入りの品種も人気です。花筏の育て方をご紹介しましょう。

①苗の入手

黄金葉ハナイカダ(花筏、花イカダ)雌雄株セット

参考価格: 2,530円

出典: Amazon
Amazon2,530円
楽天

花筏は通販でも入手できます。身近に花筏を育てている方がいれば、株分けしてもらうのもよいでしょう。苗に育つまで時間がかかりますが、挿し木用の枝や種を分けてもらう方法もあります。

結実のためには雌雄を植える

忘れてはならないのは、花筏が雌雄異株だということです。実がなるためには、雄株の苗と雌株の苗を両方植える必要があります。雌雄セット、雌雄どちらかだけ、雌雄がわからない苗の販売もあるので、注意して購入しましょう。

②適した用土と環境

出典:写真AC

花筏は湿気のある日陰~半日陰を好んで生える植物です。土質はあまり選びませんが、腐葉土や堆肥が多く、水はけと水持ちのよい土を好みます。庭の北側や常緑樹の下など、他の草花が好まない場所でも育ちますよ。耐寒性はありますが乾燥に弱いため、乾いた北風が吹きつける場所は避けましょう。

鉢やプランターでも栽培できる

花筏は庭植えだけでなく鉢植えや盆栽仕立て、プランターでも育ちます。鉢やプランターに少量の鉢底石を入れて排水性をよくし、赤玉土6:腐葉土4程度の土を使いましょう。花筏を植えた鉢やプランターは直射日光や北風が当たらない半日陰に置きます。

③植え付け・植え替え

出典:写真AC

苗の植え付けは落葉期に行います。温暖地であれば落葉期のいつでもよいのですが、寒冷地では厳寒期を避けましょう。植え付け直後に厳しい寒さに遭うと、根付く前に枯れることがあるからです。植え付けに最も適する時期は、落葉直後か春の芽吹き前です。

花筏の植え替え

通常は植え付けに適した時期は、植え替えにも適期なので、花筏の植え替えも花後の6月頃が適期です。6月頃は寒さで枯れる心配がなく、梅雨時で乾燥しにくいので植え替えしやすい時期でもあります。根を傷めないように鉢土を3分の1程度くずして、庭か今までよりも一回り大きな鉢に植え替えましょう。

ボタ爺

ボタ爺

次は「④水やり・肥料」について紹介するぞ。

次のページ

花筏(ハナイカダ)の食べ方

関連記事

Article Ranking