グロリオサの育て方
続いて、グロリオサの栽培方法です。グロリオサは熱帯地域を原産としているため、冬の低温には弱いという特徴があります。球根は暖かい場所で発芽させてから植え付けると、早く成長するのでおすすめですよ。大きな球根ほど立派な花がつくので、購入時にはなるべく大きな球根を選びましょう。
育て方①栽培環境
グロリオサは夏の直射日光が苦手です。春の発芽~梅雨までは屋外の日なた、梅雨明け~秋の半ばごろまでは半日陰と、置き場所を変えるといいでしょう。強い日差しは葉焼けの原因になりますので、十分に注意してくださいね。10月以降、葉が黄色くなった株から球根を掘り上げて、10℃以上の場所で春まで貯蔵します。
育て方②水やり・肥料
グロリオサは、鉢で育てる場合も庭植えの場合も、表土が乾いたらその都度たっぷりと水やりをしましょう。10月に入り葉が黄色くなったら水やりをやめ、以降は乾かし気味に管理します。肥料は植え付け後、球根の芽が出てきたら緩効性化成肥料を置き肥します。鉢植え・庭植えのどちらも同様です。8月いっぱいくらいまで続けましょう。
育て方③植え付け・植え替え
グロリオサは水はけと肥料もちのいい土壌を好みます。市販されている専用の用土でも問題なく育ちますし、赤玉土と腐葉土、調整済みピートモスを配合した土でもいいでしょう。元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。植え付けも植え替えも、適期は開花前の4月・5月です。球根を横向きに埋めておくと片側から新芽が出るので、その新芽を確認してから植え付けましょう。
7月28日の誕生花(グロリオサ以外)
可憐な小花がじゅうたんのように地面を埋めつくす「ビスカリア」や、梅雨の風物詩「ツユクサ」など、グロリオサ以外の誕生花を見ていきましょう。同じ7月28日の誕生花でも、グロリオサとはずいぶん印象が違いますね。どちらも素敵な花言葉を持つ、美しい花ですよ。
7月28日の誕生花①ビスカリア
ビスカリアは地中海沿岸を原産地とする一年草です。花は小さく可憐な印象ですが、ひとつの株に無数の花を咲かせるので、最盛期は非常に見応えがあります。麦に似ていることから、コムギセンノウ(小麦仙翁)という名前でも呼ばれていますよ。儚げな見た目に反して丈夫な性質が、「望みを達成する情熱」という花言葉の由来です。夢に向かって努力する人に、ギフトとして贈りたい花ですね。
7月28日の誕生花②ツユクサ
透きとおるブルーが美しいツユクサも、7月28日の誕生花です。早朝に開花した花がその日のうちにしぼんでしまう、「一日花」という特徴を持っています。「変わらない思い」「懐かしい関係」「尊敬」といった、どこかノスタルジックな花言葉がつけられていますよ。品種固有の花言葉もあり、ムラサキツユクサは「ひとときのしあわせ」、シロツユクサは「豊潤」です。
出典:写真AC