フレンチラベンダーの花を長く楽しむ日常管理
①花がら摘み
フレンチラベンダーの花を長く楽しむポイントは、こまめな花がら摘みです。フレンチラベンダーは株元から枝分かれした茎にいくつものつぼみをつけるので、満開の状態を維持してしまうと、次の花がどんどん小さくなってしまいます。花が開いたらこまめに収穫しましょう。花がら摘みのやり方は、次のつぼみの上でカットするのがコツです。
②花後の間引き剪定
つぼみの数が減った梅雨時期におすすめの作業が、間引き剪定です。枝の数を1/4〜1/3ほど剪定して、風通しのよい株に仕立てます。間引き剪定のやり方のポイントは、思い切って株の中心に近い枝元をカットすることです。フレンチラベンダーの剪定では、葉と葉の間に適度な空間を作り、真夏の暑さと蒸れでしおれたり茶色く枯れたりしてしまうのを防ぎましょう。
フレンチラベンダーの切り戻し剪定と冬越し
切り戻し剪定のタイミング
フレンチラベンダーは秋も深まる10月下旬〜11月ごろ、株全体を整える切り戻し剪定(強剪定)を行います。タイミングは植え付けてから2年め以降、1年おきが最適です。フレンチラベンダーの株元が木質化してしまうと、下の方に葉のないバランスの悪い株になってしまいます。遅くても年内に刈り込みを終えましょう。
切り戻し剪定のやり方
こんもりとした形よい株を保つ、刈り込み方のポイントは切る場所です。枝元の木質化した部分にも小さな芽が出ているので、その上で切りましょう。ただし枝が伸びたときに形が悪くならないように、全体を半球形になるように整えながら刈り込みます。
冬越し
フレンチラベンダーは-3〜-5℃までは屋外で冬越しできますが、寒冷地では鉢植えをおすすめします。切り戻し剪定で整えた後は株元をマルチングして、水やりは控えめにして根を凍らせないようにするのが冬越しのコツです。
出典:執筆者撮影