8月28日の誕生花は?
8月28日の誕生花は「アマリリス」
南米が原産地の球根植物、アマリリスが8月28日(8/28)の誕生花です。開花期は主に4月~6月で、大きいものでは20cmにもなる色あざやかな花を、太くまっすぐな茎の先に咲かせます。1株でも抜群の存在感を誇り、花壇や鉢植えはもちろん、ギフトにも人気がありますよ。赤、白、ピンクに黄色など、カラーバリエーションも豊富です。
名前 | アマリリス |
園芸分類・形態 | 球根・多年草 |
原産地 | 南米 |
開花の時期 | 4月~6月、10月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、黄色 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 普通 ※品種による |
特徴 | 落葉性 |
アマリリスの特徴2選
アマリリスという名前は、古代ローマの詩に登場する少女の名前にちなんでいます。既存の花名にちなんで登場人物の名前をつけることはよくありますが、逆はめずらしいですね。きらきらとした印象の花言葉は、思いを寄せる女性へのギフトにぴったりですよ。
特徴①名前の由来は古代ローマの詩
アマリリスという名前の元になっているのは古い詩です。古代ローマの詩人ウェルギリウスが書いた「牧歌」という詩に登場する、美しい羊飼いの女性がアマリリスという名前でした。また、属名のヒッペアストルム(Hippeastrum)には、「馬のように大きく、星のような形の花」という意味があります。名前のとおり、大きな星型の花が美しいですね。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
アマリリスには「輝くばかりの美しさ」「すばらしく美しい」「誇り」「内気」などの花言葉があります。相手の美しさを称えるストレートな花言葉は、女性へのギフトにもぴったりですね。「誇り」や「内気」といった花言葉は、前述した羊飼いの少女アマリリスが、一途な片想いをしていたことにちなんでいますよ。花色による花言葉の違いはありませんので、相手の好きな色を選んでプレゼントするといいでしょう。
アマリリスの育て方
アマリリスの球根の出回りは、2月~3月がメインです。鉢植えで育てるとそこから1ヶ月半~2ヶ月で花が咲くので、開花させたい時期から逆算して購入するといいですよ。栽培環境や水やりなど、栽培のポイントを順番に確認していきましょう。初心者でも扱いやすく、簡単にきれいな花を咲かせられますよ。
育て方①栽培環境
アマリリスは日光を好みます。日当たりと風通しのいい場所で育てましょう。ただし強い直射日光に当たると、根が傷んでしまうことがあります。鉢植えの場合は、真夏は午後に日陰になる半日陰で管理してくださいね。冬は屋内や軒下など、凍らない場所へ置き場所を移します。庭植えの場合も、盛り土やマルチングで防寒するのがおすすめです。
育て方②水やり・肥料
鉢植えのアマリリスの水やりは、時期によって変える必要があります。植え付けのときにしっかりと水やりを行ったあと、葉が伸び始めるまでは控えめにするのがポイントです。そこから秋に葉が枯れるまでの期間で徐々に水やりを減らしていき、冬場は完全に乾燥させましょう。庭植えで育てる場合は、ほとんど水やりは不要です。肥料は元肥として緩効性肥料を施すほか、開花後にカリ分多めの液体肥料を追肥するといいでしょう。
育て方③植え付け
アマリリスは水はけと通気性に富んだ、保水性のある土を好みます。赤玉土と腐葉土、パーライトの配合土を使うといいでしょう。市販されている草花用培養土も便利です。庭植えの場合の植え付けは、春の遅霜の心配がなくなったころに行うのが適しています。鉢植えで育てるなら、季節に関係なく球根を入手したらすぐ植え付けが可能ですよ。開花すると花の重みで鉢が倒れやすくなりますので、陶器製の鉢を用いるといいでしょう。
8月28日の誕生花(アマリリス以外)
8月28日の誕生花は、アマリリスだけではありません。ここでは複数ある8月28日の誕生花の中から、「エリンジウム」と「センニチコウ」について見ていきましょう。どちらもユニークな花姿が印象的で、ドライフラワー向きの花ですよ。ギフトにするなら片想いの相手にはエリンジウム、恋人や配偶者にはセンニチコウがおすすめです。
8月28日の誕生花①エリンジウム
エリンジウムは南北アメリカを原産とする多年草です。6月~8月にかけて、青や紫、メタリックシルバーといった涼しげな色の花を咲かせます。生花を楽しむのはもちろん、ドライフラワーの花材としても人気の高い花ですよ。花言葉は「秘めた恋」「秘密の恋」です。
8月28日の誕生花②センニチコウ
熱帯アメリカや熱帯アフリカが原産のセンニチコウ(千日紅)は、名前のとおり開花期の長さが特徴です。7月~11月の約5ヶ月にわたって、あざやかな花を咲かせ続けます。花言葉もそれにちなんで、「色あせぬ愛」「不朽」などがつけられました。乾燥させても花色が変わらないので、ドライフラワーにも人気です。
8月28日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、8月28日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日のゲーテは、ドイツを代表する詩人、劇作家です。「若きウェルテルの悩み」「ファウスト」などの作品は、多くの芸術家に影響を与えました。シューベルトやベートーヴェンといった作曲家たちも、ゲーテの詩を元に楽曲をつくっていますよ。
8月28日の誕生石
8月28日の誕生石は「モモサンゴ」です。名前のとおり桃色をしたサンゴのことで、日本の海底に生息しています。色合いは赤みが強いものから白に近いピンク色までさまざまで、中でも淡いピンク色をした「エンジェルスキン」は非常に高値で取引きされていますよ。彫刻に適した硬さであることが特徴で、ブローチやペンダント、帯び留めなどが人気です。落ち着いた雰囲気なので、年上の女性へのギフトにもおすすめですよ。
8月28日生まれの有名人
8月28日生まれの有名人は、以下のような人々。星座はおとめ座です。絵本画家のターシャ・テューダーは、アメリカを代表する画家のひとりであるとともに、「スローライフの母」としても親しまれていますよ。
- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(ドイツの詩人、劇作家)
- ターシャ・テューダー(アメリカの絵本画家)
- 福原遥さん(女優)
8月28日の出来事・記念日
テレビCMの日
8月28日は「テレビCMの日」です。2005年、日本民間放送連盟によって制定されました。1953年8月28日、民放テレビの開始にあわせて初のテレビCMが放送されたことにちなみます。記念すべき最初のCMは時計店の正午の時報でしたが、誤ってフィルムを裏返しにかけてしまった上、音も不明瞭なものだったそうですよ。
ヴァイオリンの日
8月28日は「バイオリンの日」でもあります。1880年、国産ヴァイオリンの第一号が完成したことにちなみます。つくったのは東京・深川の松永定次郎という人物で、三味線職人が本業でした。
まとめ
8月28日の誕生花、アマリリスについてご紹介しました。大輪の花を咲かせるアマリリスは、1輪でもインパクト抜群のゴージャスな花です。寄せ植えやブーケなどに使う場合には、他の花は小ぶりなものや淡い色のものを選ぶといいでしょう。草丈も40cm程度と大きいので、草丈が短いものと組み合わせると全体のバランスがよくなりますよ。