5月に種まきできる花③コスモス
秋の季節を感じさせてくれるコスモスも、春に種まきをする草花です。品種改良が進んだ結果、6月~11月まで咲く早生品種と、9月以降から開花する晩生品種に分かれます。庭植えでも鉢植えでも楽しめるおすすめの草花です。
特徴
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草 |
原産地 | メキシコ |
草丈 | 50cm~120cm |
開花期 | 6月~11月 |
花色 | 赤・白・ピンク・オレンジ・黄・複色 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
種まきの時期 | 4月~7月下旬(早生種)・5月~8月(晩生種) |
種まき
コスモスの種は、1か所に3粒ほどまくようにしてください。晩生品種の場合には、まく時期が早いと背が高くなりすぎて、風などで倒れやすくなってしまいます。そのため8月ごろにまくのがおすすめです。種をまいたら5mmほど土をかぶせます。ポットなどにまいてもよいですが、庭に直接まいても問題ありません。
発芽後の管理
コスモスは発芽率がよいため、芽が出たら間引きします。ポット苗は庭植えか鉢植えにしてください。5月~8月に摘心を繰り返すことで、背丈を低くそろえることもできます。寒くなってくると花の寿命が短くなるため、鉢植えの場合には夜に家の中に入れて保温することで、花の時期を伸ばすことも可能です。
花言葉
コスモス全体の花言葉
- 乙女の真心 / 調和 / 謙虚
「乙女の真心」はコスモスの繊細で清潔感のある花姿から付きました。「調和」の花言葉は、名前の語源であるギリシア語の「kosmos」に由来します。花の色でも花言葉が異なり、赤い花は「愛情」「調和」、白い花は「優美」、ピンクの花は「純潔」、黒(チョコレート色)の花は「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」です。
5月に種まきできる花④ガザニア
夏の季節を代表する花のひとつであるガザニアも、5月に種まきできる花のひとつです。苗もホームセンターなどで売っていますが、自分で種から育てた花はより美しく感じられます。ゴールデンウイークの今こそ、種まきを始めませんか?
特徴
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草・多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
草丈 | 15~40cm |
開花期 | 4月~10月上旬 |
花色 | 白・黄・オレンジ・ピンク・赤・複色 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
種まきの時期 | 4月中旬~5月中旬・9月下旬~11月上旬 |
種まき
元々耐寒性がなく一年草として扱われていた花なので、4月中旬~5月上旬に種まきするのがおすすめです。ポットに種まき用の土を入れたら湿らせて、種を1つずつまいて土をかぶせていきます。日陰で土が乾かないように管理していると、3日~7日ほどの短い期間で芽をだすので、すぐに植え付けすることも可能です。
発芽後の管理
本葉が2枚~3枚になったら、庭植えや鉢植えにしてください。日当たりと風通しのよい場所を好むので、植えつけるときには株間を15cm~20cmあけるとよいでしょう。過湿に弱いので水のやりすぎには注意が必要です。冬越しは耐寒性のある品種でも、霜に当てないよう敷きワラなどで防寒します。耐寒性のない品種は掘りあげて鉢植えにし、室内に取り込むと簡単です。
花言葉
ガザニア全体の花言葉
- 【花の形が由来】あなたを誇りに思う / 栄光 / 博学天才
- 【華やかな色が由来】きらびやか / 豪華 / 身近な愛 / 笑顔で答える / 蜜月
花の形が勲章に似ていることから、「あなたを誇りに思う」「栄光」「博学天才」と付きました。さらに華やかな色から「きらびやか」「豪華」、親しみやすさから「身近な愛」「笑顔で答える」「蜜月」という花言葉もあります。また、ガザニアの白はくっきりとした白色であることから、白い花には「潔白」の花言葉が付いています。
品種で種まきの時期をしっかり分けましょう。