9月に種まきできる花⑥~⑨
⑥千鳥草
形態 | 一年草 |
種まき | 10月~11月上旬 |
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 青、ピンク、白、紫など |
発芽日数 | 10日~14日 |
発芽適温 | 15℃~20℃ |
耐寒性 | 普通 |
種まき方法 | 直根性のため直まき推奨 |
千鳥草の特徴と種まきのポイント
千鳥草は、ラークスパーとも呼ばれます。ラークスパーとは「ヒバリの蹴り爪」という意味で花の形がヒバリの爪に似ていることからつけられました。千鳥草は暑さに弱く、土の中の温度が25℃以上あると発芽率が下がります。暦上では秋でも、残暑が厳しいときには種まきの時期を少し遅らせましょう。
⑦ルピナス
形態 | 地域による |
種まき | 9月、5月~6月 |
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、複色など |
発芽日数 | 10日~14日 |
発芽適温 | 15℃~20℃ |
耐寒性 | 強い |
種まき方法 | 直根性のため直まき推奨 |
ルピナスの特徴と種まきのポイント
ルピナスは見ごたえのある美しい花が人気です。種が大きく、ガーデニング初心者でも種をまきやすいでしょう。直根性のため移植を嫌います。また、ルピナスは低温にさらされることで発芽します。そのため、暖地では遅くとも11月よりも前の9月に、寒冷地では霜の心配のない5月~6月に種まきしましょう。暑さに弱く、暖地では夏越しできないため一年草扱いです。
ボタニ子
ルピナスはマメ科の植物で、種がとても固いです。種まきする前日に水に浸けて吸水させておくと発芽率が上がります。
⑧ジギタリス
形態 | 地域による |
種まき | 9月上旬~10月中旬 |
開花時期 | 5月~6月 |
花色 | 白、ピンク、オレンジ、黄、紫など |
発芽日数 | 8日~10日 |
発芽適温 | 15℃~20℃ |
耐寒性 | 強い |
種まき方法 | 覆土をしないので床まき推奨 |
ジギタリスの特徴と種まきのポイント
ジギタリスは、イングリッシュガーデンで人気の花です。耐寒性は強いですが、夏の暑さに弱いため暖地では一年草扱いになります。ある程度の日陰でも育つため、庭づくりに重宝する花の一つでしょう。ジギタリスの種は好光性種子と呼ばれ、発芽に光を必要とするので覆土はほとんど必要ありません。そのため、風などで種が飛びやすく、乾燥しやすくなるので床まきでの管理がおすすめです。
ボタニ子
ジギタリスは花をつけるまで時間がかかります。種をまいた2年後の夏に花を咲かせます。
⑨ヤグルマギク
形態 | 一年草 |
種まき | 9月上旬~10月下旬 |
開花時期 | 4月~7月 |
花色 | 白、青、ピンク、紫、ダークレッド、黒、複色 |
発芽日数 | 約10日 |
発芽適温 | 20℃前後 |
種まき方法 | 直まき・床まきどちらも可能 |
ヤグルマギクの特徴と種まきのポイント
ヤグルマギクは背丈、花の色、花の形(一重咲き、八重咲)など品種が豊富です。庭のイメージにあわせて選びやすいのが魅力でしょう。こぼれ種でも増え、植えっぱなしにしていると毎年花を増やします。覆土の厚さは5mm程度をキープしましょう。発芽後も育苗しやすく、ガーデニング初心者にもおすすめです。
9月に種まきをして花があふれる庭に
9月にまく種を選ぶときは「発芽温度」「まき方」「開花時期」を要チェックです。苗で買うには価格面でためらっていた品種でも、種なら安く手に入るかもしれません。種から育てて花が咲いたときの喜びは大きなものでしょう。残暑が落ち着き、ガーデニングが楽しくなる季節、9月に種まきをして花があふれる庭を目指してみませんか。
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デルフィニウムと似ていますが、違いは形態で、千鳥草は一年草扱いです。